山本克夫さん
のうた一覧
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とうめいな空き瓶のなかで泣いていた風の兄弟をそらにかえした
平成二十二年一月二十八日
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風見鶏が南をむきそうな日だ自転車のペダルにちからいれて漕ぐ
平成二十二年二月六日
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もう一度桜の園であいましょう いきているから いきているから
平成二十二年三月二十四日
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どれくらい大切に持っていたのだろうかきらきらと輝く嘘の結晶
平成二十二年三月二十七日
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地平線の反転を望むように逆立ちをした 踵は空に近いのでしょう
平成二十二年五月二十二日
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いま 僕のこころのすみの暗がりを覗き込もうとレントゲン技師
平成二十二年五月二十二日
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触れるもの傷付けあえば消えてゆくアザミの棘を指先に持つ
平成二十二年六月二十七日
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否という水の無慈悲をかいくぐる流線型を撫でておくれよ
平成二十二年七月二十四日
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七日間の夏のひかりを記憶するミンミンゼミの翅の透明
平成二十二年八月八日
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褐色の歌手じじじじーと歌い終え夏の隙間に落ちてゆく 翅
平成二十二年八月二十二日
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いくつかを理解している(でも)いくつかは理解されずにしんでゆくのだ
平成二十二年九月十八日
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流れてゆく雲にあわせて流れてゆく僕という重さのないもの
平成二十二年十月十七日
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名前のない電車に乗って改札を抜ければ街は秋色でした
平成二十二年十月十七日
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液晶のパネルのなかの友達は嘘つきだけど優しいでしょう
平成二十二年十月二十三日
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心無しか冷たいのだろう手を手をつなごうとする冬のはじまり
平成二十二年十一月七日
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コンピュータ僕の友達コンピュータ僕の明日を教えておくれ
平成二十二年十一月二十三日
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できるだけ涙をとめる夕刻にあなたのようなあなたが消えた
平成二十二年十二月十七日
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燃え上がる湖のほとりひとり漆黒のセーターの毛玉ひっぱる
平成二十二年十二月二十二日
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赤色の回転灯が走り去るまた幾らかの悲しみに向かって
平成二十三年一月十一日
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疑問符をしずかに添えて答えなら月のひかりでいいと思えた
平成二十三年二月六日
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