山本克夫さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 病院の待合室で泣いているひとが多くて 泣いている 平成二十二年一月一日 2 もっと見る
- そんな気がしますとふたり開いた傘を別々に閉じるのでした 平成二十二年一月一日 1 もっと見る
- 「ねえここに触れてよ」と言うここが何処なのか判らないまま 平成二十二年一月一日 1 もっと見る
- 鈍色の湖から飛び立つように水鳥が涙腺を流れていった 平成二十一年十二月三十一日 3 もっと見る
- 薄暗いキッチンの輪郭で冷めてゆくミルクティーの意味は 平成二十一年十二月三十一日 2 もっと見る
- 夕闇にアンドロイドの腕を持ち暗い隙間をこじ開ける 平成二十一年十二月三十一日 0 もっと見る
- 願わくば二十四色クレヨンの青から始めるとおい青空 平成二十一年十二月三十一日 3 もっと見る
- 夕食の鍋のなかに崩れてゆく長ネギの理想を引き上げる 平成二十一年十二月三十一日 2 もっと見る
- わだかまりを晴らすように何処かで窓ガラスを磨く音がする 平成二十一年十二月三十日 3 もっと見る
- 誰からも受け入れられない思いが水溜まりに凍りつく朝 平成二十一年十二月三十日 4 もっと見る
- 情熱がうすうくなって暗闇にかすかな鼓動だけは聞こえる 平成二十一年十二月三十日 1 もっと見る
- 変数の宣言が偽りでふたりリビングルームに降り積る嘘 平成二十一年十二月三十日 0 もっと見る
- 感情の連弾が途切れたらきびすを返して深海に駆け戻る 平成二十一年十二月三十日 1 もっと見る
- 夕闇にとぎれる歌をかきしるす楽譜がふいにもらすため息 平成二十一年十二月二十九日 4 もっと見る
- あなたはもう歩道橋であることを忘れて通りに佇めばいい 平成二十一年十二月二十九日 3 もっと見る
- 一瞬で気化した嘘が横殴りの雨となって頬を叩くのです 平成二十一年十二月二十九日 4 もっと見る
- 灰色のアクアリウムの奥底にとどくひかりを待っていた 平成二十一年十二月二十九日 2 もっと見る
- はろーはろー宇宙人遥か彼方の星々のヒットソングを歌っておくれ 平成二十一年十二月二十九日 2 もっと見る
- 真っ直ぐなスパゲティーでは生きることなどままならない 折れる 平成二十一年十二月二十八日 2 もっと見る
- 罫線の曲がりかけたノートの隅に丁寧に字を書いているなんて 平成二十一年十二月二十八日 0 もっと見る
