詠み人知らずさん
のうた一覧
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葉櫻の雨に洗はれ輝やける若葉のそよぎ初夏へのしらべ
平成三十一年四月二十一日
11
少し動くと汗をかく日が 続いて...
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瑞々しき早緑の萌ゆ丘に座し語らふ友垣しばし若やぐ
平成三十一年四月十九日
14
ここの処温度も上がり皆と 近く...
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柔らかき陽に包まれむげんげ田の幼摘む花いと愛(いと)ほしき
平成三十一年四月十七日
10
おさない子の小さな手で紫雲英を ...
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晩春の陽気に誘われ薔薇の若葉くれないに萌え庭のはなやぎ
平成三十一年四月十五日
11
庭先の薔薇の芽が急に伸びて紅色の...
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ベランダに降る櫻吹雪の舞ふさまは蝶の亂舞に見えてくる如
平成三十一年四月十四日
10
家の近くの櫻木は掃除が大変です。...
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春風のかけぬく花の散るを掌に受け平成の春惜しみたり
平成三十一年四月十二日
13
もう晩春の中旬となりました。 ...
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花びらの囁くやうに「さよなら」と吹かるるままに小徑に散りゆく
平成三十一年四月十日
14
もう桜も散り始め葉が見える よ...
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夕暮れの櫻ほの白く浮かびあぐ幽玄ただよふ餘韻にひたる
平成三十一年四月十日
11
夕暮れの桜を眺め 幽玄を見るよ...
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笹舟を小川で流した幼日の吾子の笑浮かぶメランコリーの春
平成三十一年四月七日
12
三十路子を亡くしておりますが ...
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清明や渡る掛け橋風にほふ天地すがしき早緑ゆする
平成三十一年四月七日
9
万物清く陽気になる時期という意。...
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この星に逢へたる竒蹟よ花に花 めぐりくる縁でこの星に生る
平成三十一年四月三日
9
この星に縁があって生れきて 春...
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萬葉の歌に魅せらる梅花の宴「令和」となりてあらた世照らす
平成三十一年四月三日
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大宰府に任官していた大伴旅人が ...
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山麓の藪に鳴き交ふ鶯の清かにゆかし春は滿ちくる
平成三十一年四月一日
10
散策で山の麓では鶯のあちこち ...
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春告鳥やうやくこころさだまりぬ運命(さだめ)のままと心に聞かす
平成三十一年四月一日
4
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眞青なる空に乾杯白木蓮 眞白きこころ天に獻じる
平成三十一年四月一日
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あまり真っ白よりも少しは 自分...
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憂きはれを鴛鴦の番ひにゐたはられみお引くままに近寄りてくる
平成三十一年三月三十日
4
近くの池に鴛鴦がいて手を叩くと ...
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弦月を眺め思ふは郷の海 美(は)しけき無數の凍て空の星
平成三十一年三月二十八日
9
今夜の下弦の月を眺めて郷の 星...
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青き蹈む春の野山に逍遙の萠えて草木の生氣漂ふ
平成三十一年三月二十七日
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春の野山は鳥が鳴き草木が萌えて ...
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生き方は一途な方かな老い先のひたすら今を賢明に生く
平成三十一年三月二十六日
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夜なべして終電の笛遠ざかりはるかになりぬ故郷思ふ
平成三十一年三月二十六日
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歳とともに故郷へ帰るのも だん...
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