詠み人知らずさん
のうた一覧
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コスモスのなか園兒らの聲あがり色とりどりの花のみ搖れて
令和元年十月二十二日
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今日はいいお天気で、休耕田に ...
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遙かなる比叡の峰に朝霧の薄墨浮きぬシルエット美(は)しき
令和元年十月三十日
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今日は大阪の朝の街も霧が濃く ...
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旅立ちの子等を見送る校門の垣根に枝垂れてゆれるミモザよ
平成三十一年三月二十五日
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夕暮れの櫻ほの白く浮かびあぐ幽玄ただよふ餘韻にひたる
平成三十一年四月十日
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夕暮れの桜を眺め 幽玄を見るよ...
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晩春の陽気に誘われ薔薇の若葉くれないに萌え庭のはなやぎ
平成三十一年四月十五日
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庭先の薔薇の芽が急に伸びて紅色の...
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葉櫻の雨に洗はれ輝やける若葉のそよぎ初夏へのしらべ
平成三十一年四月二十一日
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少し動くと汗をかく日が 続いて...
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川幅にいつせいに泳ぐ鯉幟平成の風吸ひ令和へとめざす
平成三十一年四月二十六日
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大きな川に幅いっばいに鯉幟が ...
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ふんはりと搖るる小手毬群れ咲きぬ白き風生(あ)れ初夏の庭
令和元年五月十日
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自宅の庭に小手毬が咲き出しました...
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裏背戸の畑の真中に柿若葉耕していた妣(はは)の四季想えり
令和元年五月二十四日
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妣=亡き母のことですが いつも...
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触れるには高く咲きたる花桐のむらさき幽(かす)かに香りを降らす
令和元年五月二十七日
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少し前に見た光景ですが 桐の花...
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五月雨て門燈仄かに潤みたる遠く夏山霞たなびく
令和元年五月二十八日
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今日は朝から降ったり止んだり ...
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白妙の卯の花しだる生垣の小枝にむらがる雪の精あかり
令和元年五月二十九日
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いにしえの恋は儚く梅雨の月 ニセアカシアの白花にほふ
令和元年六月五日
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公園に咲くニセアカシアをみて ...
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ほつほつと紫陽花の青咲きはじむ庭に星くづ散りばむ夕景
令和元年六月二日
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四葩が咲き始めました。 まだ全...
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朝練のサッカーの子ら緑陰にのがれてアイスにほっと嬉し気
令和元年六月九日
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今の子供達は忙しそうですね。 ...
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庭園の小雨に菖蒲の花しづか木道ゆるりと相合の傘かげ
令和元年六月十四日
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友からの手紙に添えある一枚の木の葉の栞にこころ和みぬ
令和元年七月二十二日
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病窓の沈む夕日に帰りたき思いにかられて蒲団をかぶる
令和元年七月二十三日
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入院中のひとこまです。
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昏れて落つ花とし生れ沙羅の花散り敷ける白さ儚くもゆかしき
令和元年七月二十八日
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椿に似た白色の五弁花を開き 花...
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ウイスキーボトルに華やぐ水中花祕めたる愛の水の精めく
令和元年七月二十九日
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空のウイスキーの瓶に 水中花を...
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