中村夜さん
のうた一覧
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こわがりなわたしのこころさしだしてすきだよって言えばよかった
平成二十三年四月二日
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バス停で天国行きを待っているふたりは何もこわくなかった
平成二十三年六月十一日
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大人にはならなくていいそのままの子どもの瞳で笑っておくれ
平成二十四年二月二十六日
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しあわせの鼓動がひとつ聞こえたら何も言わずにキスしてほしい
平成二十四年三月二十六日
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「好き」「君の名前」それだけ覚えててむずかしいこと忘れてしまえ
平成二十四年六月十八日
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湖に沈むぼくらはキスだけで生きる魚に今日だけなろう
平成二十四年七月十九日
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吐き捨ててしまおうぜんぶだめにして戻れないほどぐちゃぐちゃにして
平成二十一年八月十八日
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夢だけの人だあなたは最後まであたしを泣かすことしかできない
平成二十一年八月二十日
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えいえんが揺れた気がした暑い日にアイスが溶けてさよならをした
平成二十一年八月二十二日
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もうやなの おもいでだとかかなしみをすぐに手放すわたしのこころ
平成二十一年十月五日
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こんなにも触れているのにさみしくて涙もでないほどにせつない
平成二十一年十二月二日
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人型のロボットの手が温かくなれば寂しい人はいなくなる
平成二十二年三月二十六日
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寂しいわたしは寂しいことを考える...
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あたたかい日でした きみが汗ばんだ手を差し出して愛を言うのは
平成二十二年五月六日
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さみしいと言えなくていい震えてる手が触れたなら抱きしめてあげる
平成二十三年二月十三日
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あの人はひどい人だと言う君はどうしてそんな優しい目なの
平成二十四年二月二十六日
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ひさしぶりの短歌
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今すぐにあたしを食べて心臓の孤独の果てまで味わうように
平成二十四年二月二十六日
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猫になる魔法をかけて全身でその腕の熱を感じてみたい
平成二十四年三月三十一日
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「世界一好き」と呪いをかけたからわたし以外は見えなくなるよ
平成二十六年二月十二日
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「あなたには私じゃだめよ」太陽に愛されてない肌が痛んだ
平成二十一年三月十三日
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ああそうだ、それより先は踏み込んでいけない領域がありますよ
平成二十一年三月二十一日
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