うすべにさん
のうた一覧
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橙に混ざった黄色が眼にしみる 祖母のたよりの南国の空
令和元年十二月十八日
7
今年もミカンの季節になって,田舎...
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すれちがう きみの香りに振り向いた あたしを笑う見知らぬ背中
令和元年十二月十七日
12
時おり同じコロンの香りの人とすれ...
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なつかしく 比叡おろしのもがり笛 ひとり聞く夜の長すぎた春
令和元年十二月十六日
8
こういうこともあったけど,今とな...
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春を待つかたい花芽を見守って あなせに揺れる最後のひと葉
令和元年十二月十四日
7
紅葉した桜の葉が最後の一枚になっ...
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惜しむ秋 つのる想いを積もらせて 水淀ませる赤いしがらみ
令和元年十二月十二日
8
紅葉も終わりですね.けど,積もっ...
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風の描く水面の錦かきわけて 同じうき身の水鳥の声
令和元年十二月十一日
8
餌を探すカモやオオバンにとっては...
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散りはてて空をひろげる枯れ枝の 朝陽にひかる空蝉の霜
令和元年十二月十日
8
葉が散ってしまった枝の先に,霜を...
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華やかにもみじが照らす参道の 木陰に憩う枯れたあじさい
令和元年十二月九日
9
切られずに残ったアジサイの花は,...
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とき経ても昔におなじ散りもみじ 嵯峨野の庵の苔のむしろに
令和元年十二月八日
13
定家さまが百人一首を編纂したと伝...
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もみじにも負けぬ赤さの前かけの お地蔵さまに見る祈りの輪
令和元年十二月八日
0
散りもみじに埋もれそうだけど,ち...
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つむじ風 落ち葉さそってくるくると 赤に黄色にワルツを踊る
令和元年十二月六日
10
冷たい風が落ち葉を舞い上げて,う...
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振り向けば愛宕を越えたしぐれ雲 八坂あたりに虹を残して
令和元年十二月五日
8
今日の午後の時雨は,東山に虹をか...
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通学路 お地蔵さまに手を合わす 赤いリュックの小さな背中
令和元年十二月四日
10
京都の小学生は,辻におられるお地...
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時雨去る をぐらの山に鹿の声 積もるもみじにしんと浸みいる
令和元年十二月三日
9
時雨のシーズンになって,今日は愛...
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さざんかの垣根をこえて子守唄 冬の西陽の淡いぬくもり
令和元年十二月二日
7
陽が傾くのが早くなりましたね♥
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いちょうの葉 砂場で遊ぶちいさな手 拾い走れば黄色いちょうちょ
令和元年十一月三十日
9
早くお母さんに見せたくて,拾った...
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散り落ちるもみじひとひら差し伸べた 触れあう指に恋のゆくえは
令和元年十一月二十九日
12
ひらりと落ちてきたもみじを拾おう...
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踊るよう 金色の蝶風に舞う 時雨もようの空したがえて
令和元年十一月二十八日
11
今日は寒かった…職場の近くの児童...
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雨に濡れ 散り落ちてなお燃えあがる やるかたのないきみへの想い
令和元年十一月二十七日
14
そろそろ,散りもみじになるんかな...
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うつむいた鼻先かすめ舞う枯れ葉 でもうれしそう散歩の老犬
令和元年十一月二十六日
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よく見かける年取ったワンちゃんな...
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