うすべにさん
のうた一覧
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みほとけに捧げる祈り木犀の 炎ゆらせて香り流れる
令和元年九月三十日
9
近所のお寺におられる仏さまが,と...
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いにしえに心はこべば甍波 平城の明日香に萩のこぼれる
令和元年九月二十八日
7
もう桔梗は咲き残りだったけど,萩...
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雨上がりうすむらさきの蝶におく 露を散らせて秋風のふく
令和元年九月二十七日
10
明日は雨の予報…けど,雨に濡れた...
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山寺の白萩ゆらすあきの風 夏のおもかげ夢路にまよう
令和元年九月二十六日
12
萩が咲き始めました♥ けど,昼間...
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鬼は去れ 山の端ひかる透明な 月がながめた夜明けはいくつ
令和元年九月二十四日
7
秋,深まっていく感じですね.心も...
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白シャツで風を見る人 田の面の 波もゆるやか稲穂の重み
令和元年九月二十日
8
今年の作柄はどうなんでしょう?電...
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明けはてて飛ぶ鳥の声 西空に 傾く月の白い悲しみ
令和元年九月十九日
8
今夜はちょっと寒いくらい.季節の...
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月見草 だいだい色にしぼんでも 逢えた夕べの夢まだ見てる
令和元年九月十八日
6
待宵草って,お昼になるとしぼんで...
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夕暮れのならまちしばし華やいで 遠い鐘の音無常を知らせる
令和元年九月十七日
7
日が暮れると,ほんと涼しくなりま...
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宵をまつ 秘めて咲く花立ち待ちの 月に照らされ風にたゆたう
令和元年九月十六日
10
夜中,宵に咲いた月見草が,不意に...
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あかつきの月の涙のひとしずく 葉先にやどる消えゆくものを
令和元年九月十四日
11
秋めくと,夜明け前の夜露がうっす...
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風起こる すすき揺れれば月うさぎ 墨絵の雲の切れ間にはねる
令和元年九月十三日
14
夜遅くなって,ようやっと雲が切れ...
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さみしくて 広がった空見上げれば 羊の雲の何食わぬ顔
令和元年九月十三日
7
空が高くなってきて,なんとなく淋...
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昼下がり 畳のへりに陽は伸びて 蝉の声止む暑さ残して
令和元年九月十二日
11
部屋に差す陽が,だいぶ奥のほうま...
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うんざりだなんて言わないで ただでさえ 心悲しい真夏の火鉢
令和元年九月十一日
9
伊賀上野の芭蕉さまのお家で見た火...
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海のない青垣こもる古里に 遠い野分けのはこぶ潮の香
令和元年九月十日
11
昨日の台風のときみたいに,大阪の...
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朝露に濡れた小菊の玉杯に 祈りをこめて甘露飲み干す
令和元年九月九日
8
今日は重陽の節句で,少し咲きはじ...
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過ぎた夏 ふと振り向けばうたかたの きらめきに似た遠いあこがれ
令和元年九月九日
7
まだ暑いけど,とりあえず今年も夏...
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野分け行く 田揺らす波に風を読む かるがる浮いて漂うとんぼ
令和元年九月九日
8
首都圏はたいへんなことに…お見舞...
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ご無沙汰といつものように声かける 今宵は半月 おかえりなさい
令和元年九月八日
11
ちょうど,1ヶ月ほどお留守でした...
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