うすべにさん
のうた一覧
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ふいの風早苗がなびく水鏡 たつ波隠す涙目の空
令和二年六月二十八日
5
不安定な空模様…けど,風が吹くと...
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帰り道 セーラー服の裾揺らせ 茅の輪をくぐる少女がひとり
令和二年六月二十七日
9
学校帰りの女の子が,お参りしてい...
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遠い夏 金魚の影のあざやかさ まだ目に残るきみの横顔
令和二年六月二十六日
8
四季おりおりにお祭はあるけど,夏...
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川床に人かげまばら鮎のひれ おかみの水の涼しさに酔う
令和二年六月二十五日
9
少し人が増えたかな…お店的には大...
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撫でうさぎ柄杓はなしの花ちょうず 消毒液で手指清めて
令和二年六月二十四日
7
今年は手を清める手水も良くないの...
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風うつす水面の鏡のぞきこむ ほたるぶくろのうなじに触れて
令和二年六月二十三日
10
梅雨の中休み…今日はいいお天気で...
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月明かりせつなく香る恋の華 夜の微熱にふわり蝶舞う
令和二年六月二十二日
8
最近,コロナの関係で頻繁に体温を...
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久しぶり人波もどる日曜日 駅のたぬきも大きなマスク
令和二年六月二十一日
5
まだ本格的じゃないんだろうけど,...
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夏祭り闇にうかんだ走馬灯 ゆかたの裾にほたる火ひとつ
令和二年六月二十日
7
昔,田舎で行ったお祭の夜を,ふと...
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雨のがれ隠れる藪のあじさいの はなびら透かせほのめくほたる
令和二年六月十九日
12
雨が降り始めるとホタルは飛ばなく...
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水煙の乙女の舞に魅せられた 傘さして読むきみの歌の碑
令和二年六月十八日
11
KENさんのお歌を見て,ふと,会...
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何ねがう観音さまに青年の 初瀬の山のお百度参り
令和二年六月十七日
8
今,境内にはアジサイがどっさり咲...
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水に落ち命のかぎりほの光る 流れ蛍の色のいとしさ
令和二年六月十六日
11
交尾が終わると飛べなくなって,川...
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片隅でうつむかないで顔あげて きみの笑顔を待つ人がいる
令和二年六月十五日
9
庭の隅っこのほうでスズランが咲き...
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人形に息ふきかけてちがやの輪 子育て終えたつばめがくぐる
令和二年六月十四日
6
大神神社でも茅の輪がしつらえられ...
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うつむいて来ぬ人を待つあじさいの しずく数える梅雨の夕暮れ
令和二年六月十三日
13
雨降りですね…湿り気は,なんとな...
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伏し待ちの月はまだかと梅雨の夜半 雨間見ては鳴くほととぎす
令和二年六月十二日
8
今年,うちの近所はホトトギスがす...
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時をこえきつつき叩く森の道 明日は梅雨入り乾いた木の根
令和二年六月十一日
8
鞍馬から貴船に抜ける山道の途中に...
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並木道 若い夫婦が散歩する ふだん見るのは老夫婦だけ
令和二年六月十日
5
在宅の人が多いせいか,いつも見か...
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変わらずに蛍飛びかう貴船川 川床さみしく座布団の山
令和二年六月九日
7
今年は人が少なくて,お店の人たち...
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