うすべにさん
のうた一覧
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うすにびの冬の林に紅一点 散り残る艶 椿いちりん
令和二年一月二十五日
9
冬の林はモノクロっぽくて淋しいけ...
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冬枯れの佐保の川原のひだまりに じっと群れ咲くすいせん香る
令和二年一月二十四日
9
佐保川の土手に,スイセンが満開で...
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白い息 雨だれおとす網代笠 人行き過ぎる托鉢の僧
令和二年一月二十三日
7
いつも同じ場所で托鉢されているお...
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寒空の裸の枝にやどりぎの 緑はまるく春鳥さそう
令和二年一月二十二日
14
ヤドリギの球が目立つこの季節.梅...
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帰り道 踏む影法師さみしくて ひと恋しさに気づく冬の夜
令和二年一月二十一日
12
知らず知らず急ぎ足になってる帰り...
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散り落ちて愛宕おろしに寒椿 真冬の長い影を転がす
令和二年一月二十日
11
今日は風が強くて,地面に落ちた椿...
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ガード下 壊れた傘がうずくまる 貨物列車の音のさみしさ
令和二年一月十八日
11
貨物列車の走り去る音って,普通の...
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空襲を思い出したと祖父の声 じっと見つめたテレビの画面
令和二年一月十七日
12
ニュースを見ていた祖父がつぶやい...
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あの朝も時雨呼びそうな鉛色 今日のあたしは西の空見る
令和二年一月十七日
4
あれからもう25年も経つんですね...
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きみの眼に平気な顔で背を向けた 忘れられない別れの言葉
令和二年一月十五日
9
ひどかったかな,なんて,ふと思う...
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冬の雨 うすむらさきに色うつし 雪を待つのか白菊の花
令和二年一月十四日
10
夜になって雨…冬の雨って,なんか...
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老夫婦 長い影踏む冬の午後 行くおそろいの毛糸の帽子
令和二年一月十三日
6
いいお天気の公園で,ゆっくり散歩...
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時雨去り 月がみおろす東山 川面に憩う町屋のあかり
令和二年一月十日
7
今日の京都は,昼間に少し時雨が降...
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紅散らす春めく風におどろいて ふくらむ梅のほのめく月夜
令和二年一月九日
7
なんか,変にあったかいですね…温...
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息白く 急ぐあたしに七草の 香りただよう朝焼けの町
令和二年一月八日
9
うちもそうだけど,ご近所さんも朝...
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七草に 間に合ったなと雪化粧 得意な顔で愛宕山迫る
令和二年一月七日
12
昨日の朝は京都の山々が真っ白にな...
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父の背と冷たい風に頬そめて 駆ける少年凧が後追う
令和二年一月六日
6
お父さんに遊んでもらうのがうれし...
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冬枯れのすすきの原も凧あげの 歓声聞いてしばし華やぐ
令和二年一月五日
10
すごく広いので,子供ちゃんたちの...
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御仏に合わす手の指しわ深く 経る年つもる祖母の横顔
令和二年一月四日
11
薬師さまを拝む祖母を横から眺めて...
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初春の祈りをのせたけむり立つ 薄らぐ空に水煙の乙女
令和二年一月三日
10
今年も薬師寺さんに初詣.すごく久...
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