うすべにさん
のうた一覧
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せわしさも去年とちがう先斗町 時雨にかすむ町屋のあかり
令和二年十二月三日
11
コロナ禍で,いつもと違う師走です...
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君のぞむ明日香の里が見えるよう 疾く散らせよと柞に祈る
令和二年十二月二日
6
大津皇子さまのお墓があります.ま...
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吹き寄せる金色の蝶悲しみも ガードレールの下の花束
令和二年十二月一日
7
道端にお供えをしてある場所が何ヶ...
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ガード下乾いたもみじ野にあれば 鹿のひずめにやすらうものを
令和二年十一月三十日
5
街でアスファルトの上に散り落ちた...
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しあわせな洗濯物をたたむ午後妻と呼ばれて恋をうしなう
令和二年十一月二十九日
1
なんとなく,こんな感じ…だった♥
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南へと向かう冬雲見送って 霜の朝待つだいこん畑
令和二年十一月二十九日
6
季節風にのって,雲が南へ流れる日...
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わあきれい はしゃぐ少女は頬染める 微笑ましげに鴟尾が見下ろす
令和二年十一月二十八日
4
こんな時代だけど,もみじを見てき...
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冷たさにもう春思う朝焼けの 桜の色に染まる横雲
令和二年十一月二十七日
6
これからまだ寒い冬なのに,朝の寒...
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裸木の枝間かすめる明けの星 鴨の静寂池に霧立つ
令和二年十一月二十六日
8
朝起きたとき,ますます暗くなって...
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秋深み 采女の袖も風冷えて どこか淋しく茶畑に花
令和二年十一月二十五日
7
奈良の東,田原というところに志貴...
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秋の陽に乾きはじめたつるし柿 祖母の手おもう柔らかい皺
令和二年十一月二十四日
10
指でつかむと,もうだいぶ柔らかく...
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首折れて皺をかわかす蓮の実の 沈むもみじの赤を見つめる
令和二年十一月二十三日
8
枯れてしわしわになったハスの実が...
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舞い落ちて涙のしずく翅にとめ 手水にゆれる金色の蝶
令和二年十一月二十二日
7
イチョウはもう散り果てかけていま...
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里人の秋のやさしさ残し柿 まだ早いかなと鵯の影
令和二年十一月二十一日
9
木に残してくれた渋柿が甘くなる時...
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枯れ果てて綿毛のこした野あざみの めぐる春へと風にゆだねる
令和二年十一月二十日
5
アザミの綿毛が風にふるえながら,...
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宮跡の小春日和にさそわれて ひばりが昇る菊薫る空
令和二年十一月十九日
6
昨日もだったけど,今日は一段とあ...
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うすべにに春の日の夢 はなやかな朱にうもれてひっそりと咲く
令和二年十一月十八日
5
小ぶりで花の数も少ないけど,この...
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もうみんな赤くなったとあせってる 陽ざし集めるみどりのもみじ
令和二年十一月十七日
4
いよいよカエデが赤くなってきて,...
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冬支度 たんすの香りなつかしく 刈田ただよう藁焼く煙
令和二年十一月十六日
8
セーターとか出しました.顔埋める...
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からすうり 夏の一夜の夢の花 秋枯れの野でおひさまになる
令和二年十一月十五日
7
茶色になり始めた山すそで,烏瓜の...
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