うすべにさん
のうた一覧
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宵闇に揺れるまぼろしほの白く ひとつふたつと夕顔ひらく
令和三年八月四日
7
ユウガオは咲くときに音を立てるの...
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カーテンを開けておもわず見つめあう 迷った蝉がはりつく網戸
令和三年八月四日
11
朝,カーテンを開けてどきっと♥ク...
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音もなく夏に似合わぬ細い雨 代わりとばかり降る蝉の声
令和三年八月三日
7
今日の雨は,夏の雨とは思えないよ...
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転がった蝉の手向けとはじけ飛ぶ つまくれないの花はさかりに
令和三年八月二日
6
もう天寿を終えた蝉が庭に…赤いホ...
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雨過ぎて西雲切れた夕照に きらりと光るたまむしの影
令和三年八月一日
8
夕方,玉虫が飛んできました.飛び...
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夕立に打たれて止まぬ蝉時雨 哀れ知るのか遠い雷鳴
令和三年七月三十一日
9
ちょっとくらいの夕立だったら,ア...
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熱い風 涼しい顔の百日紅 道行く日傘にフリルをつける
令和三年七月三十日
8
京都の街路樹,サルスベリもよく見...
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ゴールでもどよめきのないアリーナの テレビ画面に降る蝉の声
令和三年七月二十九日
8
女子水泳のみんな,すごいですね....
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夏の田の緑の海を浮き沈む 白い日傘が童女にかえす
令和三年七月二十八日
8
子供の頃,ちょっと憧れていた白い...
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なつかしい夏の香りは水の声 風の姿をなぞる青稲
令和三年七月二十七日
11
暑いけど,田んぼを渡る風はどこと...
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今年もか お地蔵さまがなぐさめるこんちきちんの聞こえない辻
令和三年七月二十六日
8
去年もだったけど,今年も淋しいお...
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草取りの麦藁帽子風わたる 田波を泳ぐ軽トラの白
令和三年七月二十五日
9
炎天下の作業,大変だろうな.けど...
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青田波 少年たちのまぼろしがまだ夢を見て浮く赤とんぼ
令和三年七月二十四日
8
最近はもう田んぼの近くで遊ぶ子供...
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湧き上がる入道雲がおとなしく 昔ながらのやすらかな夏
令和三年七月二十三日
5
とんでもない雨を降らせないんだっ...
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陽に枯れて白髪の薊は風を知る 飛ばす綿毛に春を夢見て
令和三年七月二十二日
8
花の終わったアザミが,盛んに種を...
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短夜の闇も惜しいと葉桜の梢ふるわせ月に鳴く蝉
令和三年七月二十一日
6
今夜は月に向かって蝉が鳴いていま...
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半ズボン マスクも白く蝉採りの網の白さにきそう夏雲
令和三年七月二十一日
7
公園に蝉採りの子供たちが来るよう...
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夏空に にくらしいほどくっきりと紡ぎたくなる綿雲泳ぐ
令和三年七月二十日
10
けど,ちょっと爽やか.青い空に,...
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ふうりんに寄せては返す蝉の波 昔の夢見る夏のうたたね
令和三年七月十九日
8
寝てしまいそうな午後…暑いけど,...
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改札に蝉とり網の親子連れ 光るレールが映す夏空
令和三年七月十八日
7
子供たちはそろそろお休みなのかな...
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