うすべにさん
のうた一覧
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青空を見せてはかくす時雨雲 洗濯物のあわただしい日
令和三年十一月十一日
7
今日の時雨はちゃんと降りました....
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青空にしぐれを連れて来る雲の 速さにとまどう上弦の月
令和三年十一月十日
7
冬のようなお天気.晴れてるのに,...
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庭覆う落ち葉をたたく音きけば 夏がこいしい秋の夜の雨
令和三年十一月九日
10
夕べは冷たい雨がたくさん降って,...
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老人をふりむきふりむき犬歩く 吹き寄せられた落ち葉のじゅうたん
令和三年十一月八日
9
かさかさと秋の音を立てながら,ゆ...
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すずかけの落ち葉追いかけ坂道を登る眼のさき もう冬の雲
令和三年十一月七日
7
寒くはないけど風が強くて,時雨雲...
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しいの実をのせた手のひら差しだせば 食べる雌鹿の口のやさしさ
令和三年十一月五日
9
食べない実もあるんだけど,椎の実...
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あかね空 街灯ともるたそがれに沈むけやきの紅におどろく
令和三年十一月四日
4
秋の陽は沈むのが早いですね.明る...
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散り落ちる落ち葉にまがうひらひらと やさしい陽ざしに紋黄蝶とぶ
令和三年十一月三日
5
黄色い葉っぱが散っているのかなと...
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秋霞 遠い思い出なつかしい籾殻を焼く煙たなびく
令和三年十一月二日
9
かりほのいほの,みたいな風景がひ...
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風うつす楓のこぬれ水鏡 うすべに淡く錦秋をまつ
令和三年十一月一日
9
お寺の手水鉢に映るカエデが,先の...
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深まって色づく街に木犀の かおりふたたび甘くせつなく
令和三年十月三十一日
9
キンモクセイの2回目の開花で,町...
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遠い日のきみの言葉が引きもどす 恋したことも昔語りに
令和三年十月三十日
9
銀閣寺かいわいの疎水沿いも,住ん...
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冷え込みに虫の音とだえ見あげれば 冬の星座の青いきらめき
令和三年十月二十九日
9
夜半に冷えてくると,虫も静かにな...
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宮跡の電車のひびきにひばり鳴く すすきの原で春なつかしむ
令和三年十月二十八日
7
あったかいと平城宮跡ではまだ雲雀...
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恍惚の妻の手をひく老人の 黒いリュックにしかまろ揺れる
令和三年十月二十六日
8
お散歩に連れて来られたのか,不自...
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虫の音も絶えるさむさの秋おくる 最後の萩を散らすあまだれ
令和三年十月二十五日
7
今日は一日中雨降りで,なんだか心...
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倒されたなんきんはぜの切り株を 枕に憩う鹿のあかるさ
令和三年十月二十四日
3
東大寺南大門の南にあったナンキン...
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子供らの歓声もどる浮雲の みどりの原に鹿もはなやぐ
令和三年十月二十四日
8
少しですが,奈良公園に人が戻って...
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木枯らしのふいた夕暮れ襟立てる あかねの雲も南へ逃げる
令和三年十月二十三日
4
今日は観測史上一番早いのが吹いた...
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水彩にほのあたたかく二月堂 絵を描くひとの肩のひだまり
令和三年十月二十二日
8
大仏殿の北側から二月堂へ通じる道...
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