うすべにさん
のうた一覧
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灰色の瓦礫にのぞくぬいぐるみ 地震じゃないぞと告げ行く戦車
令和四年三月三日
5
まるで大地震の後のような映像…だ...
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畦道に空のかけらをばらまいて 春だよと言う青い野の花
令和四年三月三日
6
オオイヌノフグリが咲いています....
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雪洞の淡いひかりに桃の花 雛人形に託した思い
令和四年三月二日
4
明日はお雛さまの日.伝えられてき...
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国境で 別れを告げる父親の背中見送る少年の肩
令和四年三月二日
9
国境まで家族を連れてきて,自分は...
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枯れすすき 雨にしょんぼり黙っても濡れて色ます根元のみどり
令和四年三月一日
7
枯れているようでも,ちゃんと新し...
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国境を徒歩で出る人おさな子に ユダヤの人の鞄重なる
令和四年二月二十八日
7
大きなスーツケースと小さい子供の...
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味噌汁に春がひろがるふきのとう 庭で採れたと父得意顔
令和四年二月二十八日
8
何年か前に,ご近所から頂いたフキ...
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ほほ染める 夕陽を浴びたすいせんの土手をうずめる香りほのかに
令和四年二月二十七日
5
あたたかい春の雰囲気…子供たちが...
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地下鉄はまだ走ってる シェルターに名もない少女の涙がひかる
令和四年二月二十六日
5
小さい女の子,怖いんだろうなあ…...
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みつばちの羽音のどかに 青空の西の彼方に春探してる
令和四年二月二十六日
5
今日は天気も良くてあたたかで,御...
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風ぬるむ 春の足音聞く宵にただよう梅の香りもまるく
令和四年二月二十五日
7
ちょっとだけあたたかな夜になって...
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さりげなく義理チョコよそおい差し出してきみの指先じっと見つめる
令和四年二月二十五日
0
良かったのになあ…なーんて思った...
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道の果て冷えるおもいに散る花の かおりに霞む臥し待ちの月
令和四年二月二十四日
7
月が昇るのもずいぶん遅くなりまし...
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散りそめた梅のはなびら薄化粧 かくすうすべにきまぐれな雪
令和四年二月二十三日
5
雪が降りました.早咲きの紅梅はも...
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ライト浴びマスクの群れを見下ろして ちょっと緊張みほとけの顔
令和四年二月二十二日
6
聖林寺の十一面観音さまは,国立博...
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畦ふめば枯れ草わけてあざやかに 赤い顔して耐えるすかんぽ
令和四年二月二十一日
6
田んぼの畦道のところどころに,真...
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北風の川辺に咲いたすいせんの 淀みにうつす姿みだれる
令和四年二月二十日
7
風がなければ川面にきれいな姿が映...
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野いちごの透きとおる紅冬の陽のぬくもりあつめ山路いろどる
令和四年二月二十日
2
冬イチゴというらしいんだけど,寒...
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野仏にあざやかな赤 里人の祈りが守るささやかな杜
令和四年二月十九日
8
国道沿いはどんどん宅地開発されて...
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またひとつ里山きえる 追い出され小鳥あつまる切り株の山
令和四年二月十八日
8
ユンボとかブルドーザーが置かれて...
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