うすべにさん
のうた一覧
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年経てもすすきのかげにうはぎ咲く 万葉びとのささやかな歌
令和四年十月十日
5
秋の野の花は,おとなしくてかわい...
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しあわせに暮らしていると伝えたい眠り見まもる紺碧の海
令和四年十月十日
1
沖縄の歌会があったせいか,慰霊と...
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猫の目のかわるがわるに夏と秋 ヒーターの横に立つ扇風機
令和四年十月九日
6
なんだか,体がヘンになりそうな…...
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甍差す月のうさぎが木星に 久しぶりねとあいさつおくる
令和四年十月八日
5
今夜は十三夜.見上げてみると,す...
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風わたるひかりの波のすすき原 風鐸の鳴る過去の方角
令和四年十月八日
11
風が吹くと,軒下についている風鐸...
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歯磨きの蛇口の水のあたたかさ 夏のなごりにしがみつく朝
令和四年十月七日
10
水道の水を温かく感じるようになり...
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実の赤に続けとばかりはなみずき こども見上げる駅前広場
令和四年十月六日
7
ハナミズキは紅葉が早いですね.電...
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色づいた一枚の赤 夕焼けのノスタルジーに舞う花ふぶき
令和四年十月五日
8
葉桜の中に一枚だけ紅葉した葉っぱ...
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通学の汽車にそばかすさがしても みんなマスクの中にかくれる
令和四年十月四日
5
土讃線に伊野という駅があります....
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刈られても伸びたひつじは黄金色 鳥さえ来ない実らぬ稲穂
令和四年十月三日
7
早くに稲刈りの済んだ田んぼが,ま...
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風見鶏 むかしの景色をなつかしむビルの隙間に海のかがやき
令和四年十月二日
5
昔は多分,港の景色なんかがよく見...
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夕焼けに淡くいろづく柿の実の 頬に余韻の古寺の鐘
令和四年十月一日
5
柿の実がほんのり色づいてきました...
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夕照に蝶をとばして萩の花 釣瓶落としのうすべにを待つ
令和四年九月三十日
7
陽の沈むのが早くなりましたね.秋...
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刈り取られしゅんとしおれた穂紫蘇にも みつばち集う必死の羽音
令和四年九月二十九日
6
実の漬け物とゆかりを作るのに,刈...
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さみしさは空の高さと絹の雲 きんもくせいが歌い始める
令和四年九月二十八日
6
まだ開いてはいないけど,ほのかに...
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また明日 無邪気に信じた夕焼けにすすきの影を横切るつばめ
令和四年九月二十六日
8
そろそろ南の国へ帰り始めるのかな...
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金色へ手をふりながら行く夏の歌をきかせて 透明な午後
令和四年九月二十五日
7
近所の田んぼも黄色くなってきて,...
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目を閉じる うかぶ面影ひがんばな顔やすらかな旅立ちおくる
令和四年九月二十五日
7
とても安らかなお顔で,送るほうも...
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たそがれの濡れた舗道を急ぐ影 ぬくもり包む夕餉のかおり
令和四年九月二十三日
6
すっかり涼しく,というか肌寒くな...
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茄子残しコスモス揺れる畑から 夏の終わりの煙のにおい
令和四年九月二十二日
6
田んぼの横の畑も,すっかり秋の装...
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