うすべにさん
のうた一覧
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さそわれて寝起きの蟻がそろそろと 土筆の先であたり見まわす
令和五年三月十七日
14
今日は曇りで肌寒かったけど,今年...
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閉ざされた雨戸の庭から いっせいに白い小鳥の巣立つ青空
令和五年三月十六日
12
高齢化が進んで空き家の増えた住宅...
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佐保川の並木ほのかに紅ふくむ もうすぐ会えるふくらむつぼみ
令和五年三月十五日
10
サクラが膨らんでくると,遠くから...
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新学期 鳥居の前の古書店にならぶ教科書 誰かの書き込み
令和五年三月十四日
10
教科書を古本屋さんで買うと,わか...
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うすみどり 雲雀のいろの野原にも萌え出た新芽つむひとの影
令和五年三月十三日
11
もうヨモギが出てきているんですね...
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花かおるおぼろ月夜のしろい蝶 闇をいろどるふいのおとずれ
令和五年三月十二日
14
いっせいに咲いた感じ.ついこの間...
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臥し待ちのかすむ月夜のひとりごと 花のかおりに酔っちゃったかな
令和五年三月十一日
11
夜,窓を開けると,とてもいい香り...
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そびえ立つ堤防ごしに春の海 まだ乾かないこころの涙
令和五年三月十一日
16
もう11年…テレビで見る海岸には...
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生きている太い切り株 たくましくかぼそい枝に咲いたうすべに
令和五年三月十日
13
病魔に襲われた梅林には,とても太...
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しずしずと花びら散らす梅林の 眠りいざなうみつばちのはね
令和五年三月九日
12
ウメの散り方はひっそりとしていて...
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夢うつつ夜明け早まる ぜいたくに寝床で聞いてるうぐいすの声
令和五年三月七日
13
住宅地にはめったに来てくれないん...
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菜の花もあおく沈んで闇のいろ おぼろ月夜の恋のおはなし
令和五年三月六日
13
夜になると,まだまだ寒いですね....
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枯れた野にひっそり艶めくこむらさき 雲雀まだかと風にたずねる
令和五年三月五日
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野原にたんぽぽの黄色が目立つよう...
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たんぽぽを見つけ指さすおさなごの頬はうすべに 歌が聞こえる
令和五年三月四日
11
寒い冬には,ダルマさんみたいに着...
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散りそめる梅のかわりに桃の花 今年最初のうぐいすが鳴く
令和五年三月三日
11
今日は桃の節句ですね.近所の梅は...
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ふくらんで淡いみどりのゆきやなぎ 去りゆく冬にそっと手をふる
令和五年三月二日
13
公園のユキヤナギが大きくなったよ...
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まぼろしの少女の髪に桃の花 ぼんぼり照らす過ぎた年月
令和五年三月一日
9
うちは今でも内裏雛だけは飾ります...
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風ぬるむ みどりかすかな野の土もまるい陽ざしにいのちの香り
令和五年二月二十八日
14
今日はあたたかだったですね.野山...
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花散らせまたつぎの花 永遠のまぼろし見せるいとしい季節
令和五年二月二十七日
13
季節の不思議さ.そのめぐりを,い...
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梅の花 初瀬のやまの風やめば杖つく人もむかしの笑顔
令和五年二月二十六日
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長谷寺に貫之さまが詠んだというい...
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