うすべにさん
のうた一覧
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巣づくりの枯れ野もやっとうすみどり 翔びたつ声とあざやかな赤
令和五年四月二十三日
10
散歩の途中にある野原で,キジを見...
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蒼い風 葉桜ぬける音もなくつばめの速さ海をにおわす
令和五年四月二十二日
11
今日は風の強い一日でした.お寺の...
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汗ばんで花を散らせる初夏の風 うすむらさきに染まる山道
令和五年四月二十一日
12
もうヤマフジは散り始めていて,帰...
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小袋にぬかと蕃椒しのばせる 心づかいにあたたまる春
令和五年四月二十日
11
近所の知り合いの方がタケノコをく...
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長旅の疲れも見せず雨あがり ふくらむ緑に急ぐ巣づくり
令和五年四月十九日
9
今年もツバメが帰ってきてくれまし...
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あおぎ見る神のつかいにことよせて 春日の森にうねる藤波
令和五年四月十八日
10
春日大社は観賞用のフジもきれいだ...
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庭先は花とみどりのパティスリー あまい香りにふと立ち止まる
令和五年四月十七日
10
この木を植えておられるお家があっ...
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水張田に枯れいろうつす竹の秋 淡くいろどるやまざくら花
令和五年四月十六日
10
里山の竹やぶは茶色がかってきまし...
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やまざくら降りだす雨に枝うつり からだふるわせうぐいすの鳴く
令和五年四月十五日
11
里山では,ところどころにヤマザク...
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咲きました 秋たのしみとつい笑顔みどりに埋もれるくれないの花
令和五年四月十四日
7
毎年秋には実をくださるご近所のお...
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木の陰のひとりしずかの花化粧 さくらの紅にひそかに染まる
令和五年四月十三日
15
華やかに散る花の木の下で咲いてい...
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おだやかな春雨ながめ憩う鹿 こまかい紅のまつげにとまる
令和五年四月十二日
11
カエデの木の下に寝そべった鹿に,...
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夕暮れの舗道春めくやえざくら かすんだ影を踏む帰り道
令和五年四月十一日
11
なんとなく秋の夕暮れのくっきりし...
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九重に散ったさくらのあとしまつ うすべに甘く仔鹿がたべる
令和五年四月十日
10
奈良公園の茶山園地というところに...
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浮き立った夢覚めさせる青もみじ わたる晴嵐かすみ追いやる
令和五年四月九日
10
カエデの葉っぱの緑があざやかで,...
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ほーほけきょ 姿さがせば枝うつりのどかな声で散らすはなびら
令和五年四月八日
13
サクラはおおかた散ってしまいまし...
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街角で手をさしのべてはなみずき 天にむかって雨をよろこぶ
令和五年四月七日
11
ハナミズキがほころび始めました....
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佐保川の流れそびれたはないかだ 掻きわけ泳ぐ鴨のやさしさ
令和五年四月六日
14
淀みにどっさりたまった花びらを流...
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咲き初めてセーラー服にうすべにのまだおぼえてるよ約束の春
令和五年四月五日
0
昔の約束をちゃんと覚えている人っ...
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わらび煮るしょうゆの香りに花びらの白髪はなやぐ春の厨房
令和五年四月五日
0
おばあちゃんが土手でワラビを摘ん...
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