うすべにさん
のうた一覧
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夕暮れの空に折れ線 よこぎってすいと優雅につばめは帰る
令和五年九月四日
10
暗くなったらと出番とばかり,飛び...
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もう蝉の声もきかない里山に 夏のふりしてわき上がる雲
令和五年九月三日
11
今日も暑いですねえ.昼間に鳴く蝉...
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虫の音の御蓋のやまのよこぐもに 居待ちの月の少し恥じらう
令和五年九月二日
12
秋の虫はさかんに鳴いているけど,...
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立ち待ちの月のぼってもまだ赤い 今宵もうらやむ黄色の数字
令和五年九月一日
10
気象庁の各地の気温をチェックする...
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空高くすじぐも照らすあおい月 熱帯夜でも気分は秋へ
令和五年八月三十一日
12
言われてみればいつもの満月より大...
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灯の消えぬビルのすきまに薄墨の望月わたる 風は秋色
令和五年八月三十日
12
残暑厳しいですね…ちょっと用事で...
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あおぞらの秋のかなしみ翅ひかる 声なき蝉が風にころがる
令和五年八月二十九日
15
季節はうつっていきますね…舗道に...
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舞うかぜに柳みだれる夕暮れの つばめ急かせるオレンジの雨
令和五年八月二十八日
12
夕方のちょっと嵐っぽい雨で,急に...
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秋たてば夕陽みおくる里山の 影をどよもす法師の声明
令和五年八月二十七日
11
夕方,散歩していて里山の近くまで...
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くまぜみの叫びとだえて萩ゆれる ためらいもなくうつろう季節
令和五年八月二十六日
9
目覚まし代わりだったクマゼミがぴ...
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怒気はらみまだおさまらぬ雷神の 雲を見おろす上弦の月
令和五年八月二十五日
10
晴れているんだけど,周りの低い雲...
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下手くそなたぬき寝入りに指を立て かばんに詰めるつまらないもの
令和五年八月二十四日
10
寝た振りしてる間に出て行って欲し...
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古きよき世界の終わり抱きしめて いけない女と呼ばれてみたい
令和五年八月二十四日
11
ジュリーもだけど,阿久悠さんてす...
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ジェット機のまたたきうなる背景を 黙っていろどりひかる遠雷
令和五年八月二十四日
7
奈良の上空は,関空と伊丹に向かう...
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夕暮れの蝉にまぎれて虫の声 暑さひといき風のやさしさ
令和五年八月二十三日
14
今日はひと休み.ちょっとだけ秋っ...
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聞こえない遠い夜空にいなびかり 代わりとばかり花火が響く
令和五年八月二十二日
10
ときおり南の空が光っています.雨...
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盆帰り 庭の花火の歓声に目をほそめてた祖父のまぼろし
令和五年八月二十一日
11
田舎に行った夏は,花火をよくやっ...
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見わたせば吉野の山に雲おこる 国原までと祈るもむなしい
令和五年八月二十日
11
今日も猛暑日…奈良は体温を越えま...
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赤ちゃんを抱いて手をふる駅前で しばしの別れにほっと一息
令和五年八月十九日
7
駅まで送ってきてもらったらしい若...
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また来年 片付け終えるさみしさにうつつにくゆらす蚊遣火ともす
令和五年八月十七日
12
ご先祖さまがあちらにお帰りになっ...
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