うすべにさん
のうた一覧
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せせらぎの合い間かすかに鳥の声 夜をおもえば久木の葉擦れ
令和五年十月九日
9
宮滝遺跡の下の河原に降りて,岩に...
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夕暮れのさみしさしずむ花の白 肌にしんみりまだ止まぬ雨
令和五年十月九日
11
冷たい雨ですね.昼間から暗くて,...
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ももづたう磐余の池もこがねいろ 鴨のかわりに飛ぶ赤とんぼ
令和五年十月八日
9
大津皇子さまの歌碑が,潅木に埋も...
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みよしのの国栖のみどりの淵ふかく 腹赤の魚の影のまぼろし
令和五年十月七日
10
宮滝から少し上流に,国栖というと...
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宮滝の淵にみどりの風ふけば 象の小川に浄い水音
令和五年十月七日
9
千年以上も前から変わらずに淀みが...
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ころも干す山のふもとの藤原の 今はむかしとコスモス揺れる
令和五年十月六日
10
宮跡に立つと,ふだんあまり目立た...
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湯の落ちる音のさやけさ 湯船からほっと見上げる満天の星
令和五年十月五日
12
吉野の東側に川上村というところが...
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ほっこりとあたたまるのが楽しみに 虫のこえ聞くわが家の温泉
令和五年十月四日
13
お風呂であったまるのがうれしくな...
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ひんやりと冬のしたくのセピア色 けやきの下ゆく制服の白
令和五年十月三日
14
ケヤキは色を変え始めたけど,中高...
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街路樹の葉音もかわく すじ雲にすこし冷たく高くなる空
令和五年十月二日
14
ちょっと前まで猛暑とか言ってたの...
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降る雨にむらさき流す お役目も終わりとばかり散る萩の花
令和五年十月一日
12
ススキと一緒にお月見の飾りを彩っ...
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猿沢の池のほとりのぼんぼりに ひるみもせずに名月ゆれる
令和五年九月三十日
12
あんまり明かりが多すぎると,ちょ...
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すきとおる生駒の夕焼け ふりむけば三笠の山にもちつくうさぎ
令和五年九月二十九日
13
今日の夕暮れはとてもきれいでした...
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散り敷いて径をいろどる秋の藤 たけだけしさを隠すむらさき
令和五年九月二十八日
11
クズはすごいですね.樹におおいか...
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葦原の風のささやき聞きながら 帰るつばめに手をふる少女
令和五年九月二十七日
12
寒くなってきたら南へ帰っちゃうか...
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空に波 月をおよがすうろこ雲かわくまつむしかろやかに鳴く
令和五年九月二十六日
11
昼間はまだけっこう暑いですね.け...
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鐘の鳴るつるべおとしをなぐさめる 黄色ふかめる上弦の月
令和五年九月二十五日
11
暗くなるのが早くなりましたね.こ...
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重そうにゆれる稲穂の赤とんぼ 鴟尾ときそって翅きらめかす
令和五年九月二十四日
12
平城宮跡の横の田んぼでは,赤とん...
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ひからびて色は残したあじさいに 読経のこえのしみわたる秋
令和五年九月二十三日
15
矢田寺はあじさいのお寺で有名です...
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かの岸にみのりの祝祭こころえて 金の衣装に紅のふちどり
令和五年九月二十二日
10
ヒガンバナが咲き始めました.暑い...
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