うすべにさん
のうた一覧
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北山の杉が元気に恋すれば 駅のホームに白いさざんか
平成三十一年三月一日
12
季節になってきました.マスクをし...
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過ぎ去った想いほのかに梅の花 香りに沈む夕月の眉
平成三十一年二月二十八日
16
新月明けの,童女の細い眉…梅の香...
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山里に 春を忘れず咲く梅の 香りさみしい枯れ果てた庭
平成三十一年二月二十七日
21
もう誰もいなくなった山里のお家の...
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みつばちの羽音うすらぐ夕暮れに おぼろ月夜の歌が聞こえる
平成三十一年二月二十六日
11
入り日うすれ…という歌があります...
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年経れば 恋のうらみも喜びも 草書の文字の雅に枯れて
平成三十一年二月二十五日
14
京都御苑の東隣に,紫式部の居宅だ...
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飛火野へ 梅の香りにさそわれて 誰を呼ぶのか鹿の鳴く声
平成三十一年二月二十四日
19
ときおり,突然鳴くのでちょっとび...
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花枯れて雪もとければ春来ると 月の光にかおる水仙
平成三十一年二月二十一日
3
この季節,香りといえば梅,なんだ...
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街並みに 海人の姿も消えたけど 昔と同じ松風わたる
平成三十一年二月二十一日
13
源氏物語の頃とは全然違うんだろう...
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梅かおる 月見の山の春がすみ 昔の人も見た海の色
平成三十一年二月二十日
15
離宮公園というのがあって,梅が少...
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立ちしおれ 冬は終わりと蝋梅の はなびら透かす陽のあたたかさ
平成三十一年二月十九日
17
ロウバイの花が終わってきて,咲き...
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目覚めれば きみの残り香うすらいで 雪の月夜の藍に梅の香
平成三十一年二月十八日
20
わりと合うような…今夜は月がきれ...
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風ぬるみ 花芽をほぐす薄ぐもり ぼやけた影を踏みゆく散歩
平成三十一年二月十六日
16
少し暖かくて,なんとなく桜の花芽...
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細雪 落ちた椿に薄化粧 遠くお寺の塔かすませる
平成三十一年二月十四日
21
今朝,少しだけ雪が舞って,お庭も...
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幼い日 夢を映した万華鏡 残るかけらを抱きしめる夜
平成三十一年二月十三日
11
憧憬が,不意に浮かんでくることが...
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にわか雪 群れにはぐれたみやこどり 鴨にまぎれて淀みに浮かぶ
平成三十一年二月十二日
13
ユリカモメなんですけど,1羽だけ...
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静けさに玉水ひびく雪月夜 霞めば春の足音と聞く
平成三十一年二月十一日
16
融けた雪が軒から落ちる音が聞こえ...
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梅の花 昔の恋もなつかしく 闇に隠れてほのかに薫る
平成三十一年二月十日
16
窓を開けると,庭の梅がかすかに匂...
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急ぎ足 刹那の羽音眼で追えば ひよどりの羽根朝陽に光る
平成三十一年二月九日
12
朝,駅に向かう道で,わりと密やか...
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はかないね 冬の花火の夢うつつ 寄り添って見た山焼きの夜
平成三十一年二月八日
12
山焼きが始まる前に,花火が上がり...
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なにげなく友達のふり カフェテラス あたしを射抜く指輪きらめく
平成三十一年二月七日
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こういうこともあったなあ,と思っ...
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