うすべにさん
のうた一覧
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降りだした雨に薫りを溶かしだす 夜目にも白く満開の梅
令和二年二月十二日
7
夜になって降りだしてしまいました...
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うらうらと舗道の割れ目にしがみつく 踏みつけられたたんぽぽが咲く
令和二年二月十一日
8
うららかな日,陽を浴びながら,ぺ...
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雪風に鍾馗さまだけ聞いている 屋根の物干し風鈴の音
令和二年二月九日
7
京都の古いお家の屋根には鍾馗さま...
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しっとりと濡れた朽ち葉の下に春 蟻のねどこを探す午後の陽
令和二年二月九日
10
庭掃除すると,積もった枯葉の下に...
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佐保川の桜を幾度見送った 杖つく老婆の確かなあゆみ
令和二年二月八日
7
桜のつぼみはまだまだ固いけど,佐...
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あさ焼けの御蓋の山をさして翔ぶ 群れを見おくる細月の空
令和二年二月七日
5
冬の楽しみのひとつに,朝焼けの空...
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街灯にふわり風花浮かぶ夜 月さえざえとちぎれ雲行く
令和二年二月六日
8
京都の町でも,やっと初雪でした....
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喧騒をのがれて入る細い路地 月にほのめく梅を見上げる
令和二年二月五日
8
駅までの途中,大きな梅の木がある...
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梅愛でる人の目よそに冬の陽を あつめて光るまんさくの花
令和二年二月三日
9
梅園の片隅に咲いていました.ロウ...
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駅出ればたき火の香り夕暮れの ささくれ立った心うるおす
令和二年二月一日
6
雑踏,混んだ電車…なんだかイライ...
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かき曇り冬が顔出す みどりめく枯れ芝の上あられが踊る
令和二年一月三十一日
7
久しぶりに,ちょっと冬めいた感じ...
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鳥過ぎる 細いこぬれの影絵劇 のすたるじあへ冬のあけぼの
令和二年一月三十日
7
明るくなり始めた東空を背景に,木...
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山焼きの枯れ野照らして打ちあがる 今夜は脇役 真冬の花火
令和二年一月二十七日
7
おととい,若草山の山焼きがあって...
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糸切れて破れた凧も春来れば さくらの花の雲に隠れる
令和二年一月二十六日
9
公園の桜の木の上のほうに,凧がひ...
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うすにびの冬の林に紅一点 散り残る艶 椿いちりん
令和二年一月二十五日
9
冬の林はモノクロっぽくて淋しいけ...
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冬枯れの佐保の川原のひだまりに じっと群れ咲くすいせん香る
令和二年一月二十四日
9
佐保川の土手に,スイセンが満開で...
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白い息 雨だれおとす網代笠 人行き過ぎる托鉢の僧
令和二年一月二十三日
7
いつも同じ場所で托鉢されているお...
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寒空の裸の枝にやどりぎの 緑はまるく春鳥さそう
令和二年一月二十二日
14
ヤドリギの球が目立つこの季節.梅...
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帰り道 踏む影法師さみしくて ひと恋しさに気づく冬の夜
令和二年一月二十一日
12
知らず知らず急ぎ足になってる帰り...
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散り落ちて愛宕おろしに寒椿 真冬の長い影を転がす
令和二年一月二十日
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今日は風が強くて,地面に落ちた椿...
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