うすべにさん
のうた一覧
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ひとときの賑わい過ぎて長い影 座敷にまろぶ蜜柑に入り日
令和三年一月七日
9
お正月はお孫さんたちが来てにぎや...
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かき曇り雪待ちうける愛宕山 蛇口の水が刺さりはじめる
令和三年一月六日
6
水道の水がすごく冷たくなってきま...
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灰色の空に影さす裸木に 葉の緑かとめじろが遊ぶ
令和三年一月五日
7
今日は一日曇っていて,しんみりと...
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水煙の西と東の乙女らが ひさびさに舞う初春の空
令和三年一月四日
8
東塔の覆いが取れて,10年ぶりく...
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陽だまりに童女がひろう寒椿 ほとけさまにと小さな両手
令和三年一月四日
8
東院堂の横で,小さい女の子が拾っ...
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初詣 風がかなでる竹太鼓 末広がりと八の字の鳩
令和三年一月二日
8
八幡さまは,ハトの文字がかわいい...
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初春の朝陽にきそう御蓋山 雪の化粧に吉事かさねて
令和二年十二月三十一日
7
明けましておめでとうございます♥...
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雲切れて絶え絶え光る寒昴 奈良のみやこの初雪の後
令和二年十二月三十一日
7
夕べは,初雪が降りました.朝見る...
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ひよどりが上手に食べた残し柿 陽ざし透かせる冬のともし火
令和二年十二月二十九日
8
熟した柿を,ほんとうまい具合に皮...
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星をさす細い小枝の桜木の 月に鈍色じっと春待つ
令和二年十二月二十七日
8
すっかり葉が散ってしまった庭の桜...
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朝まだき谷間を埋める冬霧の 冷たさなごむ山家の明かり
令和二年十二月二十五日
8
日の出が遅くなって,朝,出かける...
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灰色の冷たい雨に散り残る 秋のなごりの赤におどろく
令和二年十二月二十四日
12
雨降りだと,なんだかしんみりと寒...
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冬晴れの水辺に揺れるしろうさぎ 散る蒲の穂におさなご駆ける
令和二年十二月二十二日
6
公園で子供たちが追いかけてるの何...
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かぼちゃ煮る香りに足も速くなる 上目かすめる上弦の月
令和二年十二月二十一日
7
今日は冬至ですね.帰り道も,つい...
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流れ去る水にもまれて散りもみじ 湧くうたかたと無常あらそう
令和二年十二月二十日
5
ここのところの風で,残っていた楓...
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車椅子 妻思いやる老人の 背にほっこりと冬の陽そそぐ
令和二年十二月十九日
10
風は冷たかったけど,車椅子を押し...
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風寒く刈田ふちどる草もみじ 巽へなびく雲を見送る
令和二年十二月十八日
12
季節風,冷たいですね.日本海側で...
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すれ違う車の屋根に雪帽子 白く北山近くにせまる
令和二年十二月十七日
6
今朝の京都は雪景色でした.普段は...
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雪雲を連れてきたのかみやこどり 鴨の流れに白いひとひら
令和二年十二月十五日
9
今日は寒かった…けど,今年もユリ...
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散らされて電飾まとう裸木の 風に揺れないぎこちない枝
令和二年十二月十四日
5
南から京都に入っていく道の途中に...
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