うすべにさん
のうた一覧
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白南風にかるがるなびく青田波 薄絹まとう山へとうねる
令和二年七月二十八日
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田んぼの稲が大きくなって,曇り空...
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ごぶさたの友だちみたい 雨やんで 薄紙透かす上弦の月
令和二年七月三十日
8
すごく久しぶりに月を見ました.梅...
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あかつきに涼しさくれる朝靄の 夢さまさせて蝉時雨降る
令和二年八月三日
8
暑くなりましたね.蝉が朝から盛大...
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精霊にこの一年を感謝する 省みながら迎え火をたく
令和二年八月七日
8
ご先祖様をお迎えするにあたって,...
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手の中のちいさな華をいつくしむ 散り菊までと揺らさぬように
令和二年八月十日
8
火玉を落とさないように,燃えつき...
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負けないで 腐った牙にとらわれた女神がかざす真珠の光
令和二年八月十三日
8
とりあえず保釈になったから良かっ...
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ひととせも元気でいるねと祈りつつ 送り火をたく静けさの夜
令和二年八月十六日
8
また来年と,みんなを送る夜…♥
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きまぐれな夕立残す水たまり 避けて通ればふうりんの音
令和二年九月一日
8
今日はなかったけど,京都はすごい...
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夕暮れに空耳かなと夏祭り 遠く花火の音なつかしむ
令和二年八月二十三日
8
夏の色んな行事がなくて淋しいです...
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焼く残暑 一息ついて眺めれば 愛宕の空に熱い夕焼け
令和二年八月二十四日
8
まだまだ暑いですね.あたしは,暑...
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振り絞るみんみんぜみの叫び声 どこ吹く風と夏のうぐいす
令和二年八月二十六日
8
暑い日が続きますね.うぐいすって...
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夏枯れて陽ざしに乾く真葛原 雨を待つさと花のむらさき
令和二年九月三日
8
目立たないけど,暑くても元気です...
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あらし過ぎ真綿をまとう山肌の 朝陽を隠す墨染めの色
令和二年九月七日
8
朝早く起きてふと眺めると,日の出...
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空澄んで夏の暑さを吸い込めば 色を深めるむらさきしきぶ
令和二年九月八日
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ムラサキシキブの実が,少し紫色に...
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たくましい道の割れ目の夏草も しょんぼり濡れる秋の長雨
令和二年九月十八日
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いつも思うけど,あんなわずかな隙...
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黄金に血の赤そそぐ曼珠沙華 汗と涙を凛と言祝ぐ
令和二年九月二十四日
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稲穂は重そうに頭を垂れて,田の面...
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十六夜のすすき透かせて月高く さやかな影が畳うつろう
令和二年十月二日
8
今夜は十六夜.すすきを飾ってある...
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青空に色を返して立ち枯れた 雨をよろこぶ秋のあじさい
令和二年十月九日
8
今日は雨.台風の影響かけっこう強...
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だぶだぶのシャツだと忘れて左手でボタンを探す日曜の朝
令和二年十月十一日
8
そうだった.夕べ,シャツを借りて...
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ほろ酔いの昔話のここち良さ あまく切なくグラスも香る
令和二年十月十四日
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夜の窓から流れ込んでくる香りに酔...
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