うすべにさん
のうた一覧
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じゃがいもの芽が盛りあげる土くれに 三寒四温の雨音を聞く
令和四年三月二十六日
6
しばらく前に埋めてあった種芋から...
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野の花を踏まないようにゆるゆると 歩む老女の背に春霞
令和四年三月二十五日
9
田の畦にたくさん花が咲き始めると...
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野仏のほこらにかかる山桜 負けじときそうあおもじの春
令和四年三月二十四日
5
平群というところに,桃源郷があり...
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ほころんだお堀に浮かぶ鴛鴦の ひとり淋しいはなやかな羽根
令和四年三月二十三日
5
すごく久しぶりに行く機会がありま...
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色なくす雨の枯れ野のさみしさは しょげた土筆と閉じたたんぽぽ
令和四年三月二十二日
7
野原がなんだかくすんでいるなあと...
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ぼたもちの甘さ心に花咲かす いつもと違う香のひとすじ
令和四年三月二十一日
4
今日はご先祖さまの居られる彼の岸...
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北風に倒れかけてた枯れ葦も 春の陽あびて小鳥をつつむ
令和四年三月二十一日
5
冬の間,枯れていた池に水が張られ...
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コーヒーの香りのむこうに花便り ぶ厚い雲に歌声ひびく
令和四年三月二十日
4
寒いけど,東京では開花宣言があり...
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手にぽつり降りだす雨を見上げれば 垣根の上にペンギンの群れ
令和四年三月十九日
4
午後は雨が降りました.寒さに開花...
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ふくらんだつぼみに涙 寒い雨 我慢我慢とひとりつぶやく
令和四年三月十八日
7
久しぶりに寒くて,サクラの蕾も涙...
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散り果てた梅をいたわるとさみずき 花咲くまでのすきま彩る
令和四年三月十七日
4
花が咲き始めて,今はトサミズキや...
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青空に天女の群れの華の舞い 白くはなやぐひとときの春
令和四年三月十六日
5
ハクモクレンが開きはじめました....
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春風に光の砂をちりばめて 芽吹きをさそう池のさざなみ
令和四年三月十五日
10
池のほとりの雑木林が,なんとなく...
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梅の香の朧月夜の枯れすすき 身じろぎもせず夏の夢見る
令和四年三月十四日
4
暖かくなりましたね.この時期の枯...
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折れ朽ちた幹に春の陽ふたたびと 細枝伸ばし一輪の花
令和四年三月十三日
6
根っこの近くから折れて,ほとんど...
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うすべにの春の夜の夢しだれ梅 香りせつなく闇に溶かして
令和四年三月十二日
7
陽が暮れて風が止むと,梅の香りが...
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あさみどり なびく柳に目を閉じていにしえ偲ぶ風鐸のおと
令和四年三月十一日
7
柳の芽が色づいてきました.風が吹...
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花盛り 梅のかおりにまどろめば冬の終わりのなつかしい歌
令和四年三月十日
5
梅林でぼーっとしていると,働き者...
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若草にあそぶ少女の髪飾り うららかな陽に梅のはなびら
令和四年三月八日
6
公園で遊んでいる子供に,散った梅...
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梅散らす風寒くても林から 今年最初のうぐいすの声
令和四年三月七日
6
今日,ウグイスの初音を聞きました...
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