うすべにさん
のうた一覧
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雨降りに小さな傘がぴょんぴょんと はずんで踊る赤い長靴
令和四年六月二十一日
10
小さい女の子が,お母さんと雨の日...
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むし暑さ 泣きだしそうな夕暮れに 元気出してとくちなし香る
令和四年六月二十日
8
湿気が多くなるとしんどいですねえ...
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うすべにの夢を見ているねむの花 梅雨の晴れ間のまどろみさそう
令和四年六月十九日
8
ネムが咲き始めて,その木蔭のベン...
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風が振る葦の合唱したがえて おおよしきりの夏の独唱
令和四年六月十八日
5
近くの池は葦がたくさん茂っていて...
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揺れながら けやき並木の木洩れ陽に夏の少女の白い足音
令和四年六月十七日
10
梅雨の晴れ間で,茂ったケヤキの木...
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不安げな木々のざわめきよそに見て 髪もしなやか青柳おどる
令和四年六月十四日
9
雨と風が強くて肌寒い一日だったけ...
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こもれ陽に手のひら揺らすこしあぶら 手折れば春のときめきもどる
令和四年六月十三日
7
すっかり立派な葉になったけど,香...
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踊る苗 なかよくならぶ水張田に 淡くうるおう六月の月
令和四年六月十二日
9
田んぼに映る月を見ました.まだち...
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薄陽あび化粧はじめる半夏生 雨の季節の訪れ告げる
令和四年六月十一日
10
ハンゲショウが白くなり始めました...
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秋過ごしいのちを伸ばす竹の夏 笹のこどもがあと追いかける
令和四年六月十日
8
タケノコの季節には,親竹が葉を散...
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滝川のしぶきに濡れて ささやかな山あじさいの虹わたる蝶
令和四年六月九日
6
ヤマアジサイはもう終わりですね....
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すいれんの花から花へ糸とんぼ 鏡の空をすいとよこぎる
令和四年六月八日
10
スイレンは,名前からそう思うのか...
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生き残る一羽になったひな連れて もぐっては浮く間もせわしなく
令和四年六月七日
5
前見たときは五羽いたのに,今日見...
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はしり雨 濡らす素顔のひめじょおん 茅の綿毛のヴェールを脱がす
令和四年六月六日
6
降りだす前は,花嫁みたいにヴェー...
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五月雨に打たれて熟す梅ひとつ 拾われもせず公園の隅
令和四年六月五日
6
公園とかに植わっている梅は,誰も...
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陽のにおい 茂りはじめた草むらに遅まきながらと蕨のこぶし
令和四年六月四日
8
色んな草が勢いを増してきて,匂い...
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さわさわと高みでうたう夏の歌 わた毛の雪のポプラの小径
令和四年六月三日
7
学校に植えられているポプラが,爽...
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池の面にぷかりと浮かぶ親目指し にぎやかに行く雛の行進
令和四年六月二日
6
時折,カイツブリのヒナだけが浮い...
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さざ波に子連れなかよくかいつぶり いつもの忍者も今日は先生
令和四年六月一日
4
カイツブリの親子が,池で子供の訓...
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いちめんのしろつめくさの香の野原 小鳥さみしい少女の不在
令和四年五月三十一日
6
近所にけいはんな記念公園があって...
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