うすべにさん
のうた一覧
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むらさきに煙る里山 夏はまだ先のさかりにひぐらしの鳴く
令和四年七月十三日
4
今年初のヒグラシ.なんだか早すぎ...
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くまぜみに押され昼間はおとなしく やっと出番とたそがれに鳴く
令和四年七月十二日
7
朝から昼間にかけて大声で鳴いてい...
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すずしさは遠いむかしの蚊遣火の 煙ひとすじ闇がすいこむ
令和四年七月十二日
6
子供の頃,夏休みに行っていた田舎...
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湧く雲の白にしみいる蝉の声 川のかおりのなつかしい夏
令和四年七月十日
7
水の匂い,っていうのかな,暑さの...
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どしゃ降りの雨の合い間を飛びまどう 遠い雷鳴初蝉の声
令和四年七月九日
5
一時,すごい雨が降りました.けど...
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湧きあがる雲に向かって草いきれ 陽ざしほがらか山羊立ちつくす
令和四年七月六日
6
雑草の勢いがすごくて,動員された...
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ふればまた涙をためる葉桜に 雨やどりする子すずめ一羽
令和四年七月五日
6
急な雨にはちゃんと雨宿りするんで...
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涙ため雨をふくんでうなだれる グレイ似合わぬおひさまの花
令和四年七月四日
6
晴れていればお陽さまに顔を向けて...
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言い訳にいまさらだけどと強い雨 もう遅いよと褪せたあじさい
令和四年七月四日
5
先週の急な暑さで,あじさいがすっ...
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白いシャツ黒の革靴 晴天のこうもり傘も見慣れた真夏
令和四年七月二日
5
街を行くビジネスマン風の男性も,...
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夕暮れも鍛冶場の熱気 草しおれかなとこ雲に西空やける
令和四年七月一日
5
夕陽はとてもきれいだったけど,こ...
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長袖と麦わら帽子の背中から 熟すトマトをうかがう小鳥
令和四年六月三十日
4
畑仕事の人の背後に,ヒヨドリが控...
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白壁のあつい西陽に長い影 まだ声聞かず早いうつせみ
令和四年六月二十九日
4
なんだけど,もう蝉が羽化しはじめ...
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頬を刺す痛い西陽にかたむける 日傘をぬけて香るくちなし
令和四年六月二十八日
4
傾いた西陽でさえすごく暑いですね...
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梅雨空に傘をさかさに木を揺らす 採るひともいて心うかれる
令和四年六月二十七日
4
奈良は公園や街路樹にヤマモモが植...
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一枚の日本画を見る むらさきに紙風船のつぼみふくらむ
令和四年六月二十六日
7
もう咲いてるところもあるのかな....
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帰りぎわ 色あせかけたあじさいの遣らずの雨と足ひきとめる
令和四年六月二十五日
5
アジサイ園で,帰ろうと思ったら急...
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生駒越え 潮の香はこぶ夏風に 青柳揺れて海なつかしむ
令和四年六月二十四日
8
大阪のほうから吹いてくる風に,ほ...
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陽にさされしぼむあじさい見下ろして湧きあがる雲 突然の夏
令和四年六月二十三日
6
急に暑くなるので,ちょっとうんざ...
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雨上がりつばめ横ぎる白い雲 空はここにも路上の鏡
令和四年六月二十二日
7
午後,雨上がりの道に点々と空が…...
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