うすべにさん
のうた一覧
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葉桜のみどり深まり行く春を 見おくる藤の香りただよう
令和元年五月五日
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藤の花が盛りですね♥
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肩越しに服着る気配さみしくて 眠ったふりで涙こらえる
令和元年五月八日
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朝って,さわやかで気持ちいいけど...
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まだかなと待てば鳴かないほととぎす 知らぬ顔して見上げる夜空
令和元年五月十一日
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もうすぐ鳴き声が聞けると思うんだ...
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奪われた命照らした陽はかげり 降り出す雨に濡れた花束
令和元年五月二十九日
9
また悲しい事件が…
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灰色にしずむ心を虹色の ちょうちょが笑う雨の日の庭
令和元年五月二十八日
9
やっぱりアジサイには雨が似合って...
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わすれ草 一夜の夢もなつかしく 古びたきみの詩集を開く
令和元年六月四日
9
道造さんが好きで,この季節になる...
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かくれんぼ 夕餉のけむり匂う頃 また明日ねと田毎の夕陽
令和元年六月十日
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子供の頃,田舎に行ったときはこん...
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しっとりとほたる舞う夜にほととぎす 面影うかぶなつかしい人
令和元年六月十七日
9
蛍の飛ぶ夜に,ホトトギスの声を聞...
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夏の陽に透きとおる白 うつむいて月も待たずに宵に散る沙羅
令和元年六月二十六日
9
ちょっと儚げな様子が椿とは違った...
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移り気な空を映して七色に 塔をあしらうあじさいの花
令和元年六月二十九日
9
あじさいって色を変えるから花言葉...
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なつかしい花たちばなの香にあえば むかしの恋の面影と知る
令和元年七月三日
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厩戸皇子さまがお生まれになった場...
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夏祭り 幼い恋の跡たどる ノスタルジアが振り向く夜に
令和元年七月十四日
9
小学生の頃,ちょっと好きだった子...
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笛の音に胸おどらせた夏の宵 遠い花火の音もかすかに
令和元年七月十五日
9
見えないけど音だけは聞こえてくる...
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はすの花 うすもも色にほほ染めて 雲にほほえみ夏空を待つ
令和元年七月二十日
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近所の喜光寺に双頭蓮というハスが...
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阿弥陀さま やさしさそえる蓮の花 まるくふくらむつぼみに包む
令和元年七月二十一日
9
ハスのつぼみって,涙の形,なんだ...
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夕立に うす絹まとう愛宕山 まつりばやしに雨音競う
令和元年七月二十五日
9
梅雨が明けて,すっかり夏らしくな...
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夏休み 陽にきらめいた白い波 ラムネの瓶を透かして見てる
令和元年八月三日
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田舎の海に行くと,かならず飲んで...
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灯明に 金魚持つ手を合わせてる 幼い姉妹のゆかたゆらめく
令和元年八月二十一日
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もうすぐ元興寺で開かれる供養会な...
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暗闇にたゆたう灯かり いくつもの魂を見守る盧遮那仏の眼
令和元年八月二十三日
9
大仏様の眼…ちょっとクールなよう...
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まだ暑い乾く陽ざしに赤とんぼ 田わたる風の波も秋色
令和元年八月二十四日
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稲穂が出てきて,田の色も少し黄色...
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