うすべにさん
のうた一覧
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葉はおちて細くかよわい枯れ枝の 春待つ新芽にひかる朝露
令和四年十一月二十七日
7
枝に光っている朝露が,わりと規則...
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立ち止まりどこから来たのと問いかける 竹の小径に真っ赤な一葉
令和四年十一月二十六日
11
竹林の中なのに,赤い葉っぱが一枚...
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陽がさせば燃えるもみじのこもれびの うっすらべにに白菊そめる
令和四年十一月二十五日
6
紅葉した楓の下は,ほんのり赤くて...
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吹くたびに林の空をひろくする 落ち葉の雨に陽ざしあかるく
令和四年十一月二十四日
9
葉っぱが散っていくと,雑木林が明...
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しらさぎの翼ぼんやり 灰色のつめたい雨に燃えあがる紅
令和四年十一月二十三日
6
どんより雨降りだったけど,墨絵み...
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せんべいを鹿が見つめるなつかしさ もみじの下に聞こえる英語
令和四年十一月二十一日
7
人出が戻ってきて,外国の人もちら...
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駆けまわる子供おいかけ円舞曲 つむじ風舞う枯れ葉のワルツ
令和四年十一月二十日
8
ときおり風が強くなって,公園のグ...
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腰まげて枯れ葉掃くひと長い影 踏みくだかぬようまんなか歩く
令和四年十一月十九日
8
腰の曲がったおばあちゃんが,一生...
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天井のあかりがかすむ 湯船から見上げる肩を深くしずめる
令和四年十一月十八日
10
だんだんと長風呂になっていく季節...
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陽にきらり枯れ穂の先のあさつゆに あいさつすればもう息白く
令和四年十一月十七日
8
早朝はもう真冬のようです.今朝は...
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襟たてる 風のにおいが変わってる 枯れ葉ころがす冬のささやき
令和四年十一月十六日
7
寒かった…吹いてくる風が,もう冬...
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くるくるとくれないひとつ舞い落ちて まるい波紋の描くしずけさ
令和四年十一月十五日
8
カエデにもいろいろ種類があるんで...
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雨上がり たたんだ傘に風吹けば柳の葉からなみだこぼれる
令和四年十一月十三日
8
黄色くなったヤナギの葉っぱが散り...
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店を出てマスクはずせば森かおる 街敷きつめる枯れ葉のじゅうたん
令和四年十一月十二日
7
街路樹の落ち葉がすごいことになっ...
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陽だまりにしわ増えるたび甘くなる 日に日に色濃く冬を夢みる
令和四年十一月十一日
8
うちの柿,だいぶできてきたような...
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街はいま西陣織の帯もよう 舗道をかざるちいさな扇
令和四年十一月十日
10
もう散り始めているイチョウの木が...
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制服の髪なびかせてまた明日 落ち葉舞い上げ自転車急ぐ
令和四年十一月九日
12
高校生のみんなが帰る時刻も,もう...
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写メが来る 離れていても同じ目を 十円玉の浮かぶ夜空に
令和四年十一月八日
6
今夜は皆既月食ですね.さっそくメ...
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鳴き声に空を見あげる春かなと 秋のひばりは枯れ草の中
令和四年十一月六日
9
この季節,ヒバリの鳴き声はするけ...
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一歩ずつ落ち葉にぎやか山道の あたまにこつんと風のいたずら
令和四年十一月五日
6
ナラかな…シイの実かもしれません...
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