うすべにさん
のうた一覧
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オレンジの空にひとつぶ金の星 沈む夕陽をあつめて光る
令和六年十一月二日
5
昼間,雨が激しく降ったけど,夕方...
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オロナミン 葛におおわれゆめの跡待ちあい小屋の錆びた看板
令和六年十一月一日
10
昔,路線バスが来ていたところに小...
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のんびりと巡礼道のわたし船 猫が見送る釣り人の横
令和六年十月三十一日
9
禅師峰寺から雪蹊寺の途中に,渡し...
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松風の波の白さに目をほそめ つぎの札所へ老いた巡礼
令和六年十月三十日
5
浦戸大橋を渡っていく巡礼さんを見...
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ゆく船のなみあと白く 乱れとぶ青にとまどうかもめ残して
令和六年十月二十九日
6
海はいいですね.普段目にすること...
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さざなみに銀の砂撒き水脈ひかる 海の夕陽のあわい島影
令和六年十月二十九日
7
瀬戸内海は,小さな島がいっぱいあ...
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散る萩にいそぎ蜜吸うしじみちょう 秋を深める二度目のかおり
令和六年十月二十六日
4
二回目の開花が始まって,一回目よ...
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けぶり立つ国原かすむ畝傍山 春日の森に呼ぶ鹿のこえ
令和六年十月二十五日
6
この季節,若草山から眺めると必ず...
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赤い実を採ってかじれば山の味 あけび採りした少年の影
令和六年十月二十四日
6
ヤマボウシの実が赤くなってきまし...
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舗道掃く老女のほうきひょいと避け すずかけの樹の落ち葉ころがる
令和六年十月二十三日
8
プラタナスの落ち葉は,転がるって...
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菊の香のただよう庭に見あげれば ひつじの群れが空おおう朝
令和六年十月二十三日
7
今朝は空一面にひつじ雲があって,...
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生駒からさし来る夕陽 金色にわたげふるわせ薄の燃える
令和六年十月二十一日
8
野原のススキが開き始めて,白く見...
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顔洗う蛇口の水のあたたかさ 夏とおざかる葉桜に露
令和六年十月二十一日
7
朝なんか,もうちょっと寒い感じで...
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雲流し月をかくして夜の風 冬おもわせるもがり笛吹く
令和六年十月二十日
6
夜になってから冷たい風が吹き始め...
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夏日でも黄色くなった樹の幹に 耳をあてれば鈴の音のなる
令和六年十月十八日
8
今日も夏日でした.いつまで続くん...
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蚊やり火にきんもくせいの混ざる夜 片づけられぬ扇風機まわす
令和六年十月十七日
5
まだ蚊はいますねえ…どっちの香り...
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だいこんのふたば顔出す菜園の すみに稲わら早や冬支度
令和六年十月十六日
6
お正月用のダイコンが芽を出しまし...
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うすぐもを顔にながして後の月 きんもくせいの包む街角
令和六年十月十五日
5
今夜は十三夜ですね.家では,サト...
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誘われて古いアルバムひらく夜 あまくせつない香り漂う
令和六年十月十四日
6
匂いはじめました.毎年,古いアル...
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夕焼けに影うきあがる古寺の 鐘聞く花のまるいしずけさ
令和六年十月十三日
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斑鳩の法起寺の東側の休耕田に咲い...
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