うすべにさん
のうた一覧
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スーパーのまだ遠いレジ行列にあけた隙間の奇妙な不安
令和三年二月一日
3
間隔を開けてると,安心なような不...
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コロナ禍の今日もランチはお弁当 コート脱いだら手首に輪ゴム
令和三年一月二十二日
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やっぱり,仕出しのお弁当ばっかだ...
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年賀状 宛名だけでも書かなきゃと筆を握った指がこわばる
令和二年十二月二十八日
5
筆を使わなくなったなあ,と実感…...
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はやばやとかまぼこの山並んでる ジングルベルが流れる売り場
令和二年十二月二十六日
5
今年はお正月用品が早いような…近...
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急行が停車するたび重ねてる 降りるときにはマスクが五枚
令和二年十二月十六日
5
これくらいやってもらったほうが…...
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夕暮れに空耳かなと夏祭り 遠く花火の音なつかしむ
令和二年八月二十三日
8
夏の色んな行事がなくて淋しいです...
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前掛けの般若心経墨も濃く 今年の祈り端にアマビエ
令和二年八月十九日
7
京都は地蔵盆の時節になって,そろ...
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軍服が窮屈そうな若い祖父 セピアに褪せて語り始める
令和二年八月十五日
11
古いアルバムにある若い頃の祖父の...
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負けないで 腐った牙にとらわれた女神がかざす真珠の光
令和二年八月十三日
8
とりあえず保釈になったから良かっ...
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ネオンだけせわしく騒ぐ午後八時静かな街にかすかな汽笛
令和二年八月十二日
1
神戸も人が少ないみたい.奈良から...
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雨音が弱まるたびに息をつく 低く流したショパンが聞こえる
令和二年七月二十四日
6
今夜は強く降っているけど,もっと...
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せんべいをくれる人なく黙々と 青草食べる飛火野の鹿
令和二年七月二十四日
9
いつもの年より草の原の緑がきれい...
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猛暑の日 こんちきちんは聞こえない 都大路にかげろうゆれる
令和二年七月二十一日
10
いつもなら今頃は後祭りなんだけど...
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おはようの挨拶さえも腰ひいて あさがお揺れる空を見上げる
令和二年七月十九日
6
元気に大声で挨拶するのも,ちょっ...
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帰れない田舎おもえば目に浮かぶ 巡礼の背を追うあかとんぼ
令和二年七月十八日
9
今年は,田舎へは帰ったりできない...
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学校から小さな鉢の花来ない 父さん植えたあさがおが咲く
令和二年七月十七日
6
この時期になると,何年生だろう,...
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あじさいの色まで流す鬼の雨 早く止んでと空を見上げる
令和二年七月八日
9
予報では今夜また降るんだとか…早...
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引率の上級生は照れながら くまの模様の手作りマスク
令和二年七月五日
11
朝,小学生のみんなは小さなマスク...
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帰り道 セーラー服の裾揺らせ 茅の輪をくぐる少女がひとり
令和二年六月二十七日
9
学校帰りの女の子が,お参りしてい...
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川床に人かげまばら鮎のひれ おかみの水の涼しさに酔う
令和二年六月二十五日
9
少し人が増えたかな…お店的には大...
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