うすべにさん
のうた一覧
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散るもみじ 四季を忘れてスマホ見るバス待つ少女の髪にもとまる
令和五年十二月九日
14
異常気象が心配だけど,木々はちゃ...
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春なのとさえずる鳥に問いかける 揺れるやなぎの髪はきいろく
令和五年十二月九日
12
驚くほど暖かい日で,ヒバリみたい...
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小春たつかすみの空もゆるやかに すすきの波をわたる草笛
令和五年十二月八日
13
うららかな一日でした.お年寄りの...
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めざましの音もさむざむ伸ばす腕 ゆびさき以外まだ夢の中
令和五年十二月七日
13
冬の朝は,目覚まし時計を止めると...
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散るものとあせる北風 ときわぎの木立ちさわがす不機嫌な空
令和五年十二月七日
9
天気予報では晴天だったのに…冬は...
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風のやむ夜の落ち葉の降る音に 遠いむかしと耳をすませる
令和五年十二月六日
9
風のない静かな夜は,散り残ったサ...
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しぐれ降る にぎわう街のかたすみで時の流れの淀みにたゆたう
令和五年十二月五日
9
古本屋さんって好きなんですよねえ...
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土佐を出た龍馬みおろす参道の路地のにぎわい 異国の言葉
令和五年十二月四日
10
龍馬さんのお墓にお参りしてきまし...
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開き戸の車輪のきしみが時もどす 古書のにおいに街のざわめき
令和五年十二月三日
10
京都の寺町通りの四条と五条の間に...
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せわしない京を見おろすあたご山 しぐれを連れて雲に隠れる
令和五年十二月二日
12
師走になって、どことなく慌ただし...
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杖ついた散歩の人のあしもとを 風にころがる乾いた落ち葉
令和五年十二月一日
8
風強くても頑張って散歩しておられ...
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街はもうきらめきの中さざめいて 道ゆく人のコートはなやぐ
令和五年十一月三十日
13
もうすっかり街の飾りつけが華やか...
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炊きたてのむかごごはんの懐かしく ねばる自然薯しょうゆの香り
令和五年十一月二十九日
11
自然薯ってなつかしいです.いつも...
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冬ざれの気配におののく野のはての 小屋の屋根から顔出す木守
令和五年十一月二十九日
10
田んぼの小屋のそばに柿の木があっ...
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公園の金のじゅうたんけちらして 駆けるこどもを追うつむじ風
令和五年十一月二十八日
14
冬の風,強かったですね.子供は風...
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紅一葉 流れるさきのしがらみのからくれないにはなやぐ錦
令和五年十一月二十七日
11
散ったカエデの浮く川の美しさも格...
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沈む陽の最後の一閃うけとめて もえるもみじのすきとおる紅
令和五年十一月二十六日
14
カエデの赤は,夕暮れ時の暗くなる...
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散り落ちる葉桜の赤におどろいて いっせいに散る小魚の群れ
令和五年十一月二十五日
12
ハヤかな?小さい魚が棲んでいます...
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はつふゆの野辺の小菊はむらさきに もみがら焼きの煙にそまる
令和五年十一月二十四日
12
煙突を立てた籾殻の小山から出た煙...
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枯れ草にふと落ちかかる小さな手 もみじの赤に子供かさねて
令和五年十一月二十三日
10
散歩の老夫婦らしき二人連れが,空...
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