うすべにさん
のうた一覧
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いくすじも涙のあとと鳥の影 あさひに融ける霜のはかなさ
令和五年十二月二十六日
9
がちがちに凍っていても,陽があた...
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あたたかい明かりがつつむ歌声の 祈りはとどくクリスマスの樹
令和五年十二月二十五日
11
人はパンのみにて…だけど,パンも...
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冬枯れのかわく街角コートの背 追う赤い実の似あう青空
令和五年十二月二十四日
10
街路樹もすっかり散ってしまって,...
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佐保川に咲きいそぐ花ふたつみつ 冬のかおりに水澄みわたる
令和五年十二月二十三日
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佐保川の土手では,もうスイセンが...
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一年の過ぎるはやさにしみじみと 柚子のかおりの湯気につつまれ
令和五年十二月二十二日
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今日は冬至ですね.かぼちゃの煮物...
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手を貸してくれてもいいのに ひだまりの猫のひげにも第九のメロディ
令和五年十二月二十一日
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なにとなく気ぜわしいですよね.お...
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枯れ枝の風切るおとのきれぎれに 石焼いもの笛とどく夜
令和五年十二月二十日
11
ヒューヒューともがり笛の合い間に...
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灰色のはだかの並木あたためる 寒い椿によりそう柚子の実
令和五年十二月十九日
10
近所には,お庭に柑橘類を植えてお...
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マフラーに氷のいろの薄ぐもり 寒さにちぢむさざんかの紅
令和五年十二月十八日
12
朝,出かけるのがつらい…この冬,...
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鍋つつく顔がほころぶ外は風 霧にかすむね今夜のお風呂
令和五年十二月十七日
11
急に寒くなって,今夜は鍋でした....
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火と水と悔過のいのりが春つれて読経にわきでる若狭のいずみ
令和五年十二月十七日
0
二月堂の下に閼伽井屋という井戸を...
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風にたえ雨にもたえて燃えた赤 油断したのか終のひとひら
令和五年十二月十六日
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数枚残っていた葉桜がとうとう散っ...
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木守り柿熟したころをみはからう 食事にぎやかむくどりの群れ
令和五年十二月十五日
11
もう熟してるのかな.木に残された...
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散りかかる落ち葉が破った巣をなおす 大忙しの年の瀬の蜘蛛
令和五年十二月十四日
10
ちょっとだけ散り残ったサクラの下...
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ぼおんぼんと間遠くなれば かりかりと巻き鍵まわす祖母の手のしわ
令和五年十二月十三日
10
ぜんまい仕掛けっていいですよね....
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実をおとし葉も色づいて冬支度 ははその森にセピアの風吹く
令和五年十二月十三日
11
里山の黄葉がすごくきれいです.赤...
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声かける クリスマスねとセコイアの小枝のさきの茶色の鈴に
令和五年十二月十二日
14
セコイア並木もすっかりスリムにな...
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ほっとしてひといきつけば 淋しさに落ち葉をたたく冬の雨音
令和五年十二月十一日
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近所でご不幸がありました.残され...
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もがりぶえ ほそい小枝にしがみつく葉とみまがうもひとひらの蝶
令和五年十二月十日
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蝶の成虫はどこで冬越しするんでし...
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佐保川のさくらの空もひろがって きらり輝くこざかなの腹
令和五年十二月十日
12
葉っぱが全部散ってしまうと,川面...
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