うすべにさん
のうた一覧
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夕暮れの早さをうらむ凧の影 こどもら帰るうすべにの空
令和六年一月十四日
10
日の暮れるのが早いので,子供ちゃ...
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雪はらむ雲は京より寄せわたる 比叡の空に虹をのこして
令和六年一月十三日
13
このあたりは,京都に時雨や雪を降...
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中身だけじょうずに食べてランタンが 枯れ木にのこる冬の夕陽に
令和六年一月十二日
11
透ける夕陽で,提灯が灯っているみ...
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あずき煮る湯気の向こうに祖父の影 焼けるおもちの香りがつつむ
令和六年一月十一日
10
おぜんざい食べました.なぜか昔は...
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さざんかの散り敷く紅に いつになくかわいい声でさえずるひよどり
令和六年一月十日
11
すごくやかましいのに,聞いたこと...
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早起きのめじろの目指すろうばいに 続けとばかり梅のふくらむ
令和六年一月九日
14
もうロウバイは満開.梅の蕾もずい...
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枯れ草の根元にみどり 摘みとれば草餅かおる春のかねごと
令和六年一月八日
9
茶色い野原にも,よくよく見れば小...
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風が泣く 寒さにたえるロゼッタに張り付いて咲く春待つたんぽぽ
令和六年一月七日
9
今日は風の強い日でした.真冬でも...
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冬の夜の枯れた菊うつ雨の音 余震知らせるテロップ流れる
令和六年一月七日
12
まだ余震が続いているんですね…夜...
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無事いのる 小雪まう日の朝市の明るい笑顔 干物のおばちゃん
令和六年一月五日
10
何年か前に行ったんです.あの元気...
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とつ国の言葉にひるまずおじぎする いにしえよりの古都のならいか
令和六年一月四日
14
奈良も外国の方が多くて,いろんな...
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にらみ鯛 骨だけになる三が日 出番はまだあるあすの雑炊
令和六年一月三日
13
鯛って,身を食べた後もお出汁が美...
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ほろ酔いの頬のまねしてほのあかく みかさの山に弓月のぼる
令和六年一月二日
10
お正月は普段会えない親戚の人が集...
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初詣で お賽銭より義捐箱 入れる指先に如来の微笑
令和六年一月二日
9
お賽銭箱の隣に,能登の地震への義...
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初日の出 静まるまちにジェット機の音だけきわだつ元旦の空
令和六年一月一日
11
あけましておめでとうございます....
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いいこともいろいろあったと年の瀬の もがり笛聞き黒豆を煮る
令和五年十二月三十一日
12
今年も色々ありました.けど,健康...
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ただいまの声おいかける歓声に 無事をよろこぶ煮しめのかおり
令和五年十二月三十日
14
帰省されてくる方が増えて,このあ...
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瑠璃光は浄めた布に見えかくれ ひと拭きごとの慈悲のまなざし
令和五年十二月二十九日
12
今日は薬師寺のお身ぬぐいの日でし...
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うららかなひだまりに寄る草もみじ 掃除日和とたたみ打つ音
令和五年十二月二十八日
10
田んぼの向こうの集落から軽快な音...
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はやばやと赤いリースは門松に 変わり身はやい京に鐘の音
令和五年十二月二十七日
14
商店は模様替え早いですねえ…キリ...
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