うすべにさん
のうた一覧
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風はまだかたいつぼみの枝鳴かす 厚いコートに遠ざかる春
令和六年三月二十日
12
寒かったですね.着るものを選ぶの...
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あざやかなウエアはなやか渡し舟 春の海越え銀輪きらめく
令和六年三月十九日
9
尾道の駅前は,道路と広場をはさん...
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猫の目に海のきらめき 坂道にわれた窓から苔むす茶碗
令和六年三月十九日
11
にゃんこの鳴き声はするんだけど,...
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海峡に行きかう船をみおろせば 明かりさみしく来し方おもう
令和六年三月十七日
8
尾道のお寺からの景色は、直哉さん...
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変わりゆく街のけしきに迷っては わが身ひとつと業平のうた
令和六年三月十六日
9
久しぶりに行くと,記憶と全然違っ...
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薹のたつしばった白菜 菜園のどこにも見えぬあるじの姿
令和六年三月十五日
10
たしかおじいちゃんがやってたはず...
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かゆい目に黄色くかすむ比良の山 街にふたたび花咲くマスク
令和六年三月十四日
13
春霞の色がちょっと黄色っぽくて,...
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遠い日の悲しみひとつ 満開の花びらふわり制服の肩
令和六年三月十三日
10
もうすぐこんな時期になりますね....
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むらさきに霞む山の端夕月と里のほかげにうるむ菜の花
令和六年三月十二日
3
信州の飯山とかでは,菜の花は野沢...
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寒い日も幹にふれればあたたかい 樹液の音のほのめくさくら
令和六年三月十二日
10
雨で寒い日だったけど,まだかたい...
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青空にきいろい花はよく似合う 思いははるか遠いかの国
令和六年三月十一日
13
菜の花もそうだけど,春は青空に黄...
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けきょけきょと雑木林をあたためる 本番はまだ春のおけいこ
令和六年三月十日
12
今日,今年のウグイスの声を初めて...
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ひらひらとやよいの小雪舞いそびれ 雲のもれ陽に光るはかなさ
令和六年三月九日
14
今日も一日寒かった…ときおり雪が...
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花いろのよそおいふえるコンコース 都会の春はむすめたちから
令和六年三月七日
14
若い子たちはもう春らしい色で街を...
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灰色に春まだ遠いともがりぶえ もうすぐだよと膨らむこぶし
令和六年三月六日
13
一日中曇っていて,寒いし,気持ち...
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あまだれの向こうにそらみみほととぎす 分かっていてもつい耳すます
令和六年三月五日
12
毎年,お風呂に入っているときに初...
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今年また海を見つめる桃の花 いくとせ経ても消えぬおもかげ
令和六年三月四日
12
今年は元旦から大変な地震があった...
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ひかえめな白とむらさき 田の畦に小花模様の布をひろげる
令和六年三月三日
12
枯れ草の中に,ひときわ濃い緑のか...
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今はもうふたりになったおひな様 思い出のせて回るぼんぼり
令和六年三月二日
12
うちでは二人だけだけど雛人形を飾...
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だいこんの薹立ちはじめておおあわて 花を見たさに一本のこす
令和六年三月一日
12
家庭菜園のダイコンがダメになると...
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