もどりさん
のうた一覧
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人間は黙って外に立ってなさい 獣の叙情は獣らのもの
平成三十年十二月二十六日
7
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抱擁はもう存在していないのだ 通勤ラッシュの乗車率にしか
平成三十年十二月二十六日
7
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ひっそりと始末をつけてきたらしい 酒宴に戻った君の蒼白
平成三十年十二月二十五日
6
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胸元に何か詰まっているらしく息を吐いては吐いては吐いて
平成三十年十二月二十三日
6
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夢にいたわたしはふしだらだったらしいけれどわたしはまだまだ眠い
平成三十年十二月二十一日
5
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曖昧にスノーハレーション歌いつつウォークマンの電池は切れてて
平成三十年十二月二十一日
3
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ヒイラギに刺された指を引っ込める ジングルベルにはドップラー効果
平成三十年十二月十八日
0
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吸って吐くごとに上空の雲が厚くなる 今朝の気温は5度、雨
平成三十年十二月十七日
5
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青空を爪先で割る 昨晩は冷たい雨が降ったとのうわさ
平成三十年十二月十二日
4
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シャワーから流れる音で満たされている 物思い流れ去るほど
平成三十年十二月七日
6
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冬眠に向いている朝 幸せの残り火だけを抱きしめている
平成三十年十二月六日
8
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その夜にとても遠くから来た彼は、これが潮のにおいか、と言った
平成三十年十二月四日
7
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長いこと使い古してきたペンの軸が折れる夢を振り払う
平成三十年十二月一日
0
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靴底に反重力を仕込んでは飛んで行くきみ 傘も持たずに
平成三十年十一月三十日
3
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気をつけて泳ぎなさいよ 人混みは弱いものには適さないから
平成三十年十一月二十八日
4
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窓が開く 世界と同じ広がりの虚空と部屋がつながっている
平成三十年十一月二十八日
3
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そちらに行ってはいけないと叫ぶほどあなたはどんどんと離れ 夢か
平成三十年十一月二十一日
3
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橙の夕陽 落葉樹の影絵 無造作に口ずさむハレルヤ
平成三十年十一月十五日
4
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幻想はおしまいですよ明日からあなたも社会の一員なのです
平成三十年十一月十五日
11
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こどもは好き 特にまだ人間になりきっていないこどもなら好き
平成三十年十一月十四日
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