螢子さん
のうた一覧
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車中より愛娘と眺める満開の薔薇は揺れをり我らをまねく
平成二十二年六月二十一日
9
帰宅途中のカフェの周りに数種類の...
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一日中降ったり止んだり今日の雨土に浸み込む間もなきままに
平成二十二年六月二十一日
5
変な天気です。蒸し暑い真夏日。
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梅雨晴れ間俄かに雨は落ちるともアスファルトには跡形もなく
平成二十二年六月二十日
10
雷とともにやってきた雨。一瞬では...
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紫陽花に蝸牛いたはいつの日か蛞蝓ばかりの街に住みをり
平成二十二年六月二十日
12
かたつむりはどこへ行っちゃったん...
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平和てふ名を持つ君が花びらのやはらかき色染みる水底
平成二十二年六月十三日
22
ピース咲く。本日の写真。
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新月の闇のなかにて薔薇を伐るアイスバーグの甘き香を聞く
平成二十二年六月十一日
13
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坪庭の紅き紅葉は葉先から緑に染まる夏来らし
平成二十二年六月十一日
13
紅→緑→紅。と変化する紅葉らしい...
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電柱にあたる朝陽はまぶしくてオレンジ色に染まる堅肌
平成二十二年六月十日
14
セメントの堅き肌も朝陽で柔肌にみ...
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吹く風は雨のにほひを連れきたり肌に感ずる梅雨に入るかな
平成二十二年六月八日
13
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そのにほひゆゑにうとまれし十藥の白き十字は凛と咲きをり
平成二十二年六月八日
16
日陰でひっそりとしかし凛とした気...
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目に見えぬ何が飛んでいるのだろう突然われは鼻声になる
平成二十二年六月五日
11
急に鼻が詰まって鼻声になる。眼も...
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アンジェラの花を住処のカナブンはばら色の夢見ているだろう
平成二十二年六月三日
9
花を食べているのか?ブンブン虫が...
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夕飯を終へるも外は明るくて夏はどうやらすぐそこにいる
平成二十二年六月一日
12
まだ肌寒い日もあるのですが、日は...
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水無月を迎える田には早苗なく瑞穂の國はいかにあるらん
平成二十二年五月三十一日
8
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十六夜は何処におわす明星は何も語らずただひかりをり
平成二十二年五月二十九日
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まだ月は見えません。もう少し時間...
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目を閉じてメタセコイアの森に入る風は太古の音奏でをり
平成二十二年五月二十八日
8
図書館の横にメタセコイアの並木が...
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艶やかな薔薇咲く庭の片隅で蛍ぶくろは白さ極めり
平成二十二年五月二十七日
12
日陰で山野草もがんばってます。薔...
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細き枝かたき蕾に首たれど幾重にひろがるやわらかき花
平成二十二年五月二十七日
14
ふんわりとひろがる薔薇、ピエール...
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首まげて土の中より芽を出しぬ生命力に希望の見ゆる
平成二十二年五月二十五日
10
日曜にもらった枝豆、もう芽が出て...
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曇天の月無き夜に花開く蛍ぶくろは道しるべなり
平成二十二年五月二十五日
12
今日ひとつ花を咲かせました。
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