螢子さん
のうた一覧
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下萌に積もりし雪は朝の陽に透けて雫にぽとりぽとりと
平成二十二年三月十日
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南風に乗り雪降りたるや城山は正面のみぞ雪景色なす
平成二十二年三月十日
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山の表と裏の景色がこんなに違うと...
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夜の雨は若草の露と留むればやわらかき朝の陽に輝けり
平成二十二年三月五日
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七草の庭に生えをり春の雨御形・繁縷・薺・仏の座
平成二十二年三月五日
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今なら自家製で七草粥が食べれそう...
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突然に突風の吹く春二番駐車場のバー音たて揺るる
平成二十二年三月四日
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瞬間風速27m。走る車も揺れます...
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枯芝にしとしと降れる霧雨の浸み込んでいく浸み込んでいく
平成二十二年三月四日
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雲低くたれこめし朝の霧雨に花は小首を傾げつ揺るる
平成二十二年三月四日
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空透ける桜木の枝紅に仄かに染まる春来るらし
平成二十二年三月三日
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その庭は梅桃桜沈丁花満作待ちて春の饗宴
平成二十二年三月二日
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通勤途中にあるお宅。蝋梅、白紅桃...
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弥生二日小ぬか雨など降るからに郷に四温の来たりと思ふ
平成二十二年三月二日
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朝まだき名も知らぬ鳥鳴いており「ギョーギョー」と誰を呼びをり
平成二十二年三月一日
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初めて聞いた鳴声。何鳥だったので...
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さいたさいたさくらがさいたけさのあめうぐいすなきぬわがにわのはる
平成二十二年二月二十七日
8
鉢植えの桜が咲きました。写真を撮...
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荒畑の一塊の菜の花の黄色の中の憂いと輝き
平成二十二年二月二十六日
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耕作放棄された畑に菜の花はかたま...
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この風がとまれば雨となるだろう街の雑木林の中 独り
平成二十二年二月二十六日
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街のなかに静かな雑木林がある。
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如月も終わらんとせし春風にうつむいて咲くクリスマスローズ
平成二十二年二月二十六日
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ようやく咲きました。恥ずかしげに...
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春一番遠き異国の沙連れて妖しきまでに紅き月なす
平成二十二年二月二十六日
9
黄沙がふると妖しきまでに紅い月と...
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山にあるかまわれもせぬ白梅の今は盛りと咲くおおらかさ
平成二十二年二月二十四日
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桜切るばか梅切らぬばか
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朝の陽に信号見にくき四つ角の記憶の中の夏の眩しさ
平成二十二年二月二十四日
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クラッシュバック
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枯れ芝の中に芽生えし薺には白き花咲く春風の中
平成二十二年二月二十四日
6
仕事部屋より外のほうがあたたかい...
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半月の上弦下弦解せぬまま我の真上に白く出でをり
平成二十二年二月二十三日
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