バロンマンさん
のうた一覧
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小春日の縁側に居り風もなし間抜けな午後を猫と微睡む
平成三十年十二月七日
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昼酒も大威張りなり三が日 四日は妻の顔色を見る
平成三十一年一月二日
10
どこの家でもこんな感じじゃないで...
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新春のジャズライブからの帰り道 指鳴らしつつ家路を急ぐ
平成三十一年一月四日
10
ちょっと浮かれ気味(笑)
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言の葉に迷いがありて ひたむきに蜜求め飛ぶ熊ん蜂見る
平成三十年八月九日
9
人間の存在など気にせず、ひたすら...
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田は黄緑に背景の山は緑濃くグラデーションの車窓は楽し
平成三十年八月十八日
9
もうすぐ田は金に山は赤く染まり、...
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快晴の車窓から見る夏富士の裾野の長く雄大なこと
平成三十年八月十八日
9
近くで富士山を見ると、裾野の長い...
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一条の街道に並ぶ杉並木 内角90度で垂直に立つ
平成三十年八月二十日
9
先へまっすぐ伸びる街道と、天にま...
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電車で行くディズニーランドは京葉線の動く歩道がすでに楽しい
平成三十年八月二十一日
9
京葉線ホームはけっこう遠い。でも...
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初めての欧州旅行に背伸びして三階席にいたオペラ座の夜
平成三十年八月二十六日
9
ウィーンオペラ座でした。パルケッ...
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丘の上で彼女が遠く見てたのは海の向こうの英吉利仏蘭西
平成三十年九月三日
9
公園内はイギリス山地区とフランス...
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足からも季節の風を知りたくて革底の良い革靴を履く
平成三十年九月九日
9
革底の靴は適度に通気があって快適...
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満福寺 義経公が留まりて涙で書きし腰越状見ゆ
平成三十年九月十三日
9
腰越状は弁慶が筆記したらしい。し...
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冬の彩は帰宅途中の椿の花と炬燵の上の蜜柑の籠盛り
平成三十一年一月十二日
9
ああ、冬で良かったなと思うのは、...
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冬の市 おつかいに来た子どもらの吐く息の白さダイコンの白さ
平成三十一年一月十四日
9
息を弾ませて市場に買い物に来た姉...
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雨上がり人も車もゆく道を奇跡のように蝸牛わたる
平成三十年六月二十二日
8
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思いがけず古き社に出会いたり見馴れた街で旅人になる
平成三十年六月二十三日
8
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図書室で君が読んでた物語「夏への扉」を開けたのはいつ?
平成三十年六月二十七日
8
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駅弁を朝昼用に二つ買う各駅停車でゆく夏休み
平成三十年七月二日
8
きょうは いちにちじゅう で...
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向日葵は太極拳に振り向かずスックと立ちて陽に向かうのみ
平成三十年七月一日
8
夏の朝 公園で太極拳に励む人 ...
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優しかったあの山川もあの町も無残となりて胸がつぶれる
平成三十年七月七日
8
水害に会われた方々のご無事を心よ...
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