原磯絵馬さん
のうた一覧
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隠れている鏡の奥の扉に覗き込むのか振り返るのか
令和二年六月十四日
3
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ためらわずためならず思いもよらず零れては零でたらめの歌
令和二年六月十四日
1
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蛍ならおいでも去れもおなじこと闇に光を蛇には毒を
令和二年六月十日
1
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断ち切って清々したのは私ではなく髪の方ついに解放
令和二年六月四日
4
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とりあえずレディメイドを身につけて今日は見知らぬ君とおそろい
令和二年五月二十二日
4
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私からあなたを守る玻璃の壁越しなら叶うふれるゆびさき
令和二年五月二十一日
7
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ひたすらかさなりあいたい鋏ふたつでひとつがひとつをふたつに
令和二年五月二日
6
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ほどけてもほどいてもいい蝶結びひらいてとんでどうかご無事で
令和二年四月二十六日
10
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ふわふわの不安にしがみついている爪が貫く壁はてのひら
令和二年四月二十一日
5
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色のいろいろのステンドグラスジェムコーン輝くかまうことなく
令和二年四月十二日
1
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瞑れひとときとはいえど闇は闇現忘れよ夢手放せよ
令和二年三月二十八日
3
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水無月はもはや火の中水の中あとかたもなく岡太夫去る
令和二年二月十一日
5
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したいことしなくてもいいしたくないことしてもいい私は自由
令和二年二月八日
5
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どこまでが私どこまで私たちふちどる線は実それとも破
令和二年一月二十五日
2
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隊列を乱すな歯列回れ右さあ喰らいつけ手始めに舌
令和元年十一月十一日
1
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朝顔は光失い闇を経て咲く何事もなかったように
令和元年八月二十五日
1
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盾であり矛であるのはその笑顔見境もなく向けるな君よ
平成三十一年三月二十一日
3
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人に成る日ですら人にあるまじき秘密をひとり舌で転がす
平成三十一年一月十四日
3
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さようならゆくえもしらずくるものよきづけばきえたらっかするゆめ
平成三十年十一月二日
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乙女らの声と声とをつむぐとき月の女神の歌がきこえる
平成三十年八月九日
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