アガサさん
のうた一覧
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伊豆山の 湯に溶け出でる 積年の仕事の重み 手に掬ひ見る
令和六年四月十一日
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30年もの間、雨の日も雪の日も外...
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彼の人と 桜吹雪に濡れし日は遠くありても 今も散る春
令和六年四月十日
6
伊豆高原の桜並木
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伊豆山の野風呂に届くうぐひすの まだ若き声湯煙に消え
令和六年三月二十一日
8
伊豆高原の桜はまだでした。
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雪上を渡る北風身を切れど 男体山は風に問う春
令和六年三月三日
8
日光に行きました
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風呂上がり 黙して足の爪を切る 母を送りて四十と九にち
令和五年七月四日
10
大好きなお母さーん
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初七日は風が吹き荒れ身悶える 母の御靈よ安らぎたまへ
令和五年五月六日
8
4月29日 96歳 没
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柿すだれの影絵が揺れる秋日和 この静寂に平和を祈る
令和四年十一月二十二日
6
友人が干し柿の写メを送ってくれま...
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病床の天井に浮くふた文字は 日ごと夜ごとに輝き増せり
令和四年十一月八日
3
入院生活しています。
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早馬で御霊いそいそ来たれども 未練の帰り路急かす雷鳴
令和四年七月十六日
5
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瞬きで今を忘れる母なれど 天使の笑顔に涙隠せず
令和四年七月九日
3
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七夕は地上は憂いが満たせども 雲間の二人の逢瀬喜ぶ
令和四年七月八日
4
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我が務め 既に成したと思へども この先伸びる生は何色
令和四年六月二十八日
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早朝の空は小鳥ののど自慢 愛を求めてコロラテューラも
令和四年六月二十八日
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うぐいす ヒヨドリ かしましいで...
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書棚から孫が手にする山頭火 五歳の君はやめとき給え
令和四年六月二十八日
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若い頃シュールな世界で跳んでいた 今は鏡にリアルな白髪
令和四年六月二十八日
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梅雨明けだ 天は怒りの火鏃を 額の汗は 懺悔の涙
令和四年六月二十七日
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強面の風になぶらる とねりこは 光と踊る影絵がきれい
令和四年六月二十四日
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六月の雨は上がった? 空見上げ 胸の雨漏り夏には直そう
令和四年六月二十四日
4
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陽光を浴びて賑わう金魚草 髑髏のさやから生まれいづる日
令和四年六月二十四日
3
金魚草のさやは まさに髑髏です
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大の字が 白く浮かんだ早雲山 卯月の雪が成せる白焼
令和四年四月四日
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先日の箱根旅でロープウェイから眺...
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