横井 信さん
のうた一覧
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動き出すうなりをあげるモーターにレールが揺れて春めくひかり
令和四年三月十日
9
駅を出てゆく電車を見送って。花粉...
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夜中まで頑張る君の瞳には僕の見えない世界がうつる
令和四年三月九日
8
受験生の子供を見て。
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高校の入試に向かう学生にやさしく告げる駅員の声
令和四年三月九日
10
今日、明日と高校入試の日です。朝...
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吹き荒ぶ風は冷たき夕暮れの街にぽつりと春は近づく
令和四年三月八日
11
散歩に出ればにわか雨に降られる日...
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北風を耐えて弥生に降る雨でぽつりと咲いたタンポポの花
令和四年三月六日
7
散歩に出るとぽつぽつと雨が降って...
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まだ寒い弥生の風に咲く梅の揺れる陽射しの誘うまどろみ
令和四年三月六日
11
昼間は温かくて梅の花もたくさん開...
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昇りくる朝のひかりに背を伸ばし踵を鳴らす春の玄関
令和四年三月四日
10
さあ出かけようという気になります...
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黙り込む卒業生を乗せて行くいつもと同じ街の夕暮れ
令和四年三月四日
11
地元の中学校は今日が卒業式のよう...
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朝靄の春の田んぼの畦道をしずかに走る古い自転車
令和四年三月三日
7
温かくて朝の駅から見る景色にもや...
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春風のほんのりかおる梅の木に小鳥の歌う三月の朝
令和四年三月二日
9
朝は暖かかった。
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追いかけた季節の風にほんのりと土の香りの混じる田園
令和四年三月一日
12
耕す土のかおりが漂ってきて。
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夕風に梅の香りのただよいて道ゆく人の交わす微笑み
令和四年二月二十七日
11
散歩の帰りの交差点でふと良い匂い...
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公園の壊れたベンチの陽だまりにぽつりと咲いたいち輪の梅
令和四年二月二十七日
10
少しずつ咲いている花は増えるもの...
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寒空にうなりをあげるエンジンの黒い煙の踊る陽だまり
令和四年二月二十五日
10
駅で貨物の入れ替えをしている貨物...
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ポケットにかじかんだ手を突っ込んで見上げる空に星はまたたく
令和四年二月二十四日
12
寒いです。寒いほど星は輝いて見え...
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たおやかに梅の花咲く祝日の朝に見上げる白い残月
令和四年二月二十四日
9
祝日の朝の電車に乗って会社へ。
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早春と呼ぶにははやい裸木の梢にゆれる雨水のひかり
令和四年二月二十三日
10
駅から見上げる木の梢が輝いて見え...
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ゆっくりと本を読んでる日曜の空ゆく雲にこころも休む
令和四年二月二十二日
12
この週末はたくさんの本を読めた。
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夕暮れの川の茂みで鴨の寝る風ぞつめたきいち輪の梅
令和四年二月二十日
12
昨日は暖かかったけれど、今日は風...
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ぬるくなる午前の風に花を待つ二月の庭の膨らむつぼみ
令和四年二月十九日
11
午後から雨の予報に昼前に図書館へ...
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