横井 信さん
のうた一覧
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やわらかく街をしめらす雨音の日暮れてにじむ車のライト
令和五年一月十五日
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この休みは雨でした。本を読みなが...
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寒波来る冬の田んぼで春を待つ土をおこして大地が香る
令和五年一月二十三日
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寒い中で散歩していたら、田んぼを...
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枯れ草の白く装う雪道を細いタイヤでゆっくり走る
令和五年一月二十六日
13
久しぶりに積もった雪の中を通勤で...
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挑戦をそっと支える一冊の本を抱えて会社に向かう
令和五年二月三日
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電車で本を読んでいる人も減って、...
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まだ風は街を冷たく吹き抜けて星のまたたく残業の夜
令和五年二月十五日
13
夜の風は冷たくて。
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あとはもう結果待つのみ桜待つ花より先に緩んだ気持ち
令和五年二月二十四日
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子どもの受験もひと通り終わり。結...
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春近い風の暴れる里山にのらりくらりと進まぬ一歩
令和五年二月二十六日
13
風が強くて前に進めない。って、寄...
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陽だまりに小さな梅の花咲けど冷たい風に丸める背中
令和五年二月二十七日
13
今日も風は冷たくて。
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花の咲く春よ早よ来いもう朝の陽射しは高く棚田を照らす
令和五年三月一日
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朝の電車の時間の太陽もずいぶんと...
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春の野に今日は激しく雨の降る寝ぼけた花のつぼみをたたく
令和五年三月十四日
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昨日まで暖かかったのに、今日は朝...
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やわらかく大地を濡らす春雨に柿の若葉はみどりにひかる
令和五年四月八日
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今日は外に出かけませんでしたが、...
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どうしよう次の一歩を迷いつつ春の朝陽にに向かって歩く
令和五年四月十一日
13
仕事は少し低迷。とりあえず、会社...
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駅前の長い工事が終わっても馴染んだ道を身体は選ぶ
令和五年四月十四日
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2年ぐらい続いていた工事が終わり...
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また風でふらつく僕に雨粒が駅のホームでぽつりと落ちる
令和五年四月二十六日
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もう少しで家まで着くのに、雨が降...
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夏めいた早苗田を歩く白鷺のそっと差し出すゆるい足どり
令和五年六月五日
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電車から田んぼを見ていたら、ゆっ...
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休日の工事現場の笹の葉に雨の雫がしずかにひかる
令和五年六月十一日
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落ち着いたひとときを感じて。雨の...
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夏至る駅のフェンスに背伸びして絡まる草の目指す青空
令和五年六月二十二日
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駅の周りの草むらも勢力争いです。
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ビル間から空を見上げてやっときた夏を喜ぶ蝉の抜け殻
令和五年七月三日
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朝から暑くて、夏を感じてます。道...
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海を見る展望台のひまわりも少しうつむく今日の夏空
令和五年七月二十三日
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眩しすぎる夏のはじまりです。しば...
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蝉の声ひと息つけど夏はまだ揺れる木陰に遊ぶ足跡
令和五年八月十一日
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蝉の鳴き方もちょっと変わってきて...
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