横井 信さん
のうた一覧
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秋色の桜並木を楽しげに小さく揺らす鮮やかな風
令和二年十月十二日
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昼過ぎの散歩で、風が気持ちよくて...
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厳しさにこぶしを握る北風も優しくつかむ蝶の羽ばたき
令和二年十月二十四日
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河原を散歩していると、まだ蝶を見...
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在勤で机をうばう父の背にあかるい声のテストの結果
令和二年十月二十七日
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中間テストの時期です。子供が学校...
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冬の朝 工事現場の陽だまりに重たくひびく働くちから
令和二年十一月十八日
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道路工事をしている音が聞こえてき...
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柔らかく朝陽に染まる冬の田に眠るみどりの小さな命
令和二年十一月二十五日
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駅から見える田んぼの様子も寒そう...
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柔らかなことばを詰めた本達と別れを惜しむ真っ赤な夕陽
令和二年十二月六日
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本棚の本を整理して。大掃除の季節...
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ひとつづつ溜まった課題を片付けて冷たい雨にうたれて帰る
令和二年十二月十四日
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年末の休みに向けて、少しずつ仕事...
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山の端へ沈む夕陽についてゆく鴨の背中に十三夜月
令和二年十二月二十七日
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夕暮れの川沿いを散歩して。
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成すことも見つからぬまま街灯にあかりのともる冬の夕暮れ
令和三年一月十九日
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あっという間に夕方だった。 ...
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ただ風の冷たく残る夕暮れに雪のなごりの雲はかがやく
令和三年一月三十日
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朝起きたら、車の屋根に雪が積もっ...
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一冊の本を読み終え夢の中やさしく触れる午後のぬくもり
令和三年二月八日
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読み終えた本を膝に載せたままうと...
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風にのる梅の便りに歩きだすせせらぎゆれるあたたかな午後
令和三年二月十三日
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気持ちよく散歩です。
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春風にひと足早くため池のほとりに開く桜の並木
令和三年二月二十二日
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ひと足早く咲いている桜を見つけま...
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枯れ草をそっと蹴り上げ風に舞う春の気配の緑の香り
令和三年三月七日
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外に出れば気持ちよくて。
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出てこない今日の答えをゆっくりと待つ一日の夜は更けゆく
令和三年三月五日
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子供の受験の日
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目を閉じてまぶたに残るぬくもりに春のひかりの目覚ましのベル
令和三年三月十二日
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やっぱりまぶしい。
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朝起きて濃いめに入れるコーヒーの香りの昇る積読の山
令和三年三月十八日
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読み終えれない本が増えてしまいま...
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うす紅の花をつついてヒヨドリの自由に翔ける広い青空
令和三年三月二十六日
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花をついばみ飛び去っていきます。
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桜散る花びらを追う山門で風に揺られる楓の若葉
令和三年四月四日
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桜も葉桜になり、みどりの気持ち良...
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賑やかに歌うスズメに芽を出した柿の若葉へ染み入るひかり
令和三年三月二十七日
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みどりがちょっと増えてきて。
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