横井 信さん
のうた一覧
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もう一度チャンスはあると垂れ込めた雲に残ったひかりに告げる
令和元年六月五日
15
雨が降りそうな雲を眺めつつ、雨が...
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ゆっくりと駅まで歩く道のりはメダカの泳ぐ田んぼがひかる
令和元年六月四日
11
メダカのはず。おたまじゃくしもい...
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目覚めれば雨の香りの残る朝さっぱり切った髪に吹く風
令和元年六月三日
15
そろそろ梅雨入りでしょうか。
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路地裏にひっそり咲いた紫陽花は風を見つめてじっと濡れてる
令和元年六月二日
16
散歩で見つけた紫陽花です。
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水無月のにわか雨にもゆったりと足をくすぐる柔らかな草
令和元年六月二日
13
散歩に出ようとしたら雨が降り始め...
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涼しげな鎮守の森へ傷ついた蝶はゆっくり流されていく
令和元年六月一日
10
羽がぼろぼろの黒アゲハでした。飛...
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楽しげにひかりを浴びる大木の幹に手をあて空を見上げる
令和元年六月一日
8
川の堤防に生えている大木です。近...
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やっと着くカエルの歌の出迎えにふらつきながらため息ひとつ
令和元年五月三十一日
12
出張で東京まで出かけて、終電で家...
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やわらかく子猫が眠る草群にそっと降り立つやさしいひかり
令和元年五月三十日
11
蝶がゆったりと飛んでいる草むらを...
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雨あがり涙をそっと乾かして風はやさしく空へと帰る
令和元年五月二十九日
11
雨あがりのちょっと涼しい風が気持...
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明け方の雨はしずかに草花の目覚めを誘うやさしいリズム
令和元年五月二十八日
12
久しぶりの雨に緑が綺麗になってま...
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焼けるよな日差しの朝になけなしのゆとりが少し削られていく
令和元年五月二十七日
16
暑いと電車の中でイライラしてしま...
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夢に聞く風の歌声さわやかに疲れがそっとほどけて消える
令和元年五月二十六日
12
昼寝の続きです。
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新しいイグサのラグに寝転んで風を楽しむ午後のまどろみ
令和元年五月二十六日
12
外は暑いですが、風通しの良いとこ...
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歩いてく流れる汗もあぜ道は田植えを終えてきらめく水面
令和元年五月二十五日
9
暑いですが、水の張られた田んぼを...
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抜け出した町を遠目に水田へやさしく響くエンジンの音
令和元年五月二十五日
6
田植えシーズンですね。あちらこち...
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止まらないトラブルだけが盛大に花を咲かせて拳をにぎる
令和元年五月二十四日
11
仕事で次々と問題が見つかり、現実...
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ゆったりと結んだままの靴紐で涼しい風を求めて歩く
令和元年五月二十四日
10
暑さに身体がついていかないです。...
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梅雨前の暑くなりそな青空を見上げてなげくかえると私
令和元年五月二十三日
11
雨よりは晴れている方が良いのです...
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おだやかにトンボは風を捕まえて不意に気になる小さなゆがみ
令和元年五月二十二日
10
トンボが横をすっと通り過ぎたと思...
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