行中納言中将知師さん
のうた一覧
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あし引きの山径をおほふ桜花 春のいたるを人に告ぐらむ
平成三十年三月十五日
8
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北国の雪のとけぬる春日和 花の咲く前こぶし散るころ
平成三十年三月十三日
5
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あはれとて散りまがひける山桜 わが袖におき匂ひなりけり
平成三十年一月二十四日
3
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いさな取り荒海に争ふひと小舟 風に追ひゆく紅葉なりけり
平成二十九年十二月十九日
3
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秋雨の窓もくゎんくゎん雷や まさに天からくだる神なり
平成二十九年八月三十一日
3
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春先のふぶきの中のもも色は わが身わからず蝶か櫻か
平成二十九年八月二十九日
4
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さかづきの望の月ごと呷れども 穹仰のければ月はそのまま
平成二十九年八月二十八日
2
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雨を疾み零れぬる花土を染む ただ香ぞ殘る浮き世らしとて
平成二十九年八月二十八日
5
雨疾花零染土红,空遗残香浮世中
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舟搖れにこの身を任せ鶴ぞ聽く 胸に留める雲の往き來は
平成二十九年八月二十八日
3
随舟飘摇闻鹤唳,心中惟存云往来
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誰ゆゑに亂れ咲くらむ山の花 思ひ人やは待ち盡くしける
平成二十九年八月二十七日
4
山樱烂漫因谁开,岂非久俟恋人来
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有明の月をあはれと慕へども 雲の扉ぞ身を阻みつつ
平成二十九年八月二十七日
2
虽慕拂晓月半轮,怎奈云扉阻我身
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むばたまの月を逐ひたる初螢 今こそ見ゆれ夏來にけるは
平成二十九年八月二十六日
6
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長旅に出逢ひて別るあはれのみ めぐりあはなむ曇る月にし
平成二十九年八月二十六日
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顏も出ででいざよひの月雲隱れ 身を迎へぬは怨みあるらむ
平成二十九年八月二十五日
4
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三日月のほの見る星の雲隱れ 森のただよふ楓紅葉たふ
平成二十九年八月二十五日
4
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有明の月をあはれと慕へども 雲の扉ぞ我を拒みつつ
平成二十九年八月二十五日
6
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花ぐはし葦を出づれば不二山の 雁歌ひつつ秋は至ると
平成二十九年八月二十四日
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切簾を夏の月夜は背が顔に ほととぎすこそ我に見せけれ
平成二十九年八月二十二日
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流れたる八重の早咲き夢ながら わが身逝かむとひとり酔ひつつ
平成二十九年八月二十二日
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