詠み人知らずさん
のうた一覧
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脈々と繋ぐ命と血縁の温かきこと今更に識る
平成二十九年八月二十三日
5
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泣きながらちぎる写真も無い今は冷たい文字の羅列を消去
平成二十九年八月二十二日
7
痛歌
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ゴマちゃんのように可愛くスガオくんみたいに一途に成りたいわたし
平成二十九年八月二十二日
2
声が無理かな‥
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愉しみの前にその後の秋風を感じてしまう吾は弱虫
平成二十九年八月二十二日
5
帰省子
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数分で月曜になる憂鬱をきっと誰かと共有してる
平成二十九年八月二十日
11
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そのうちに輪郭だけになってゆく忘れることは刻むことです
平成二十九年八月二十日
5
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カロリーは一口食めば忘れゆく夏の終わりの黒い稲妻
平成二十九年八月二十日
4
ブラックサンダー
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感情に這わせた心映す歌会う度うずく恋したように
平成二十九年八月十九日
7
恋する短歌に、忘れていた感動が
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みちのくはレインドームの中に居るゼウス操る雷きれい
平成二十九年八月十九日
3
いかずち
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安全な場所と適度な距離感を猫に倣えば平熱保つ
平成二十九年八月十九日
4
猫検定
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鬼嫁とかつて呼ばれたそのひとに教わってみる紫蘇の塩漬け
平成二十九年八月十九日
3
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好きよりも信じているの一言が欲しかったけど今はもういい
平成二十九年八月十八日
4
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容量の異なる金の砂時計人は死ぬもの生ものだもの
平成二十九年八月十八日
4
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今日もまたひとに優しくできたこと目覚める為の力となりて
平成二十九年八月十八日
7
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冷夏なら溶けることなくチョコレート棘の取れたる遺影の前に
平成二十九年八月十八日
4
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危機回避 標準装備していれば 鉄の女になれたでしょうか
平成二十九年八月十六日
5
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哀しみの弾を抜かずに生きてきた憶えておきます貴方のことを
平成二十九年八月十六日
5
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違和感と既視感共に在るところ無数の星が輝くところ
平成二十九年八月十六日
2
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私らの愛は「情愛」冷めちゃって人間愛まで辿りつけない
平成二十九年八月十六日
5
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引いて見て 捨てて彼方で 眺めれば 愛じゃなかった執着だった
平成二十九年八月十四日
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