詠み人知らずさん
のうた一覧
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プリズムは七彩ちるから面白い一色だけぢゃ唯の文鎮
平成二十九年九月二十九日
7
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夏も果て釣瓶おとし転がって芒原いのち拾ひ太陽
平成二十九年九月二十七日
10
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曇っても仄あかるい昼さがり蛾は翅ひろげ鱗粉ちり散る
平成二十九年九月二十七日
8
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闇が飽きて大欠伸して吐き出す鬼灯から又はじまる
平成二十九年九月二十七日
7
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潜むより溶け失せるほど射干玉の夜烏わたしの耳だけ遠哭く
平成二十九年九月二十七日
8
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まだ隠れ続けて居るの夕ごはん皆ちり散りあの日の路地うら
平成二十九年九月二十七日
15
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真暗は真黒ぢゃない其の奥に色んな彩がハイドアンドシーク
平成二十九年九月二十五日
11
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君のかはり泣くよ霧雨さう言って約束どほり夜どほし降った
平成二十九年九月二十五日
11
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音も色も形も光も影もみな君の言葉を心臓にタトゥ
平成二十九年九月二十五日
10
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君まてばダラダラ坂も軽やかに一緒だから聴き初めたクラシカル
平成二十九年九月二十五日
8
Classicぢゃ無くClass...
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久しぶり木もれ陽さして早瀬にも淵にも軽やかステップ踏んで
平成二十九年九月二十五日
10
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早瀬ちる飛沫よ私の胸の奥あなたの面影ぬらし続ける
平成二十九年九月二十三日
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夜ふけては貴方へ溢れる濁流を手足ちぎれるほど堰とめる
平成二十九年九月二十三日
10
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過呼吸の枯井戸のそこ半分にちぎれた写真あなた微笑む
平成二十九年九月二十三日
12
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真実か現実かより研磨カット光り蒐めて飼ふの大好き
平成二十九年九月二十二日
12
正や善て意味ぢゃ無いけど、口先ダ...
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歌うまい下手なんて金魚すくひ手さき器用か紙ぶ厚いか
平成二十九年九月二十二日
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ちらほら閃めくか知識たっぷりって...
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真夏日が剥ぎ奪ってゐた薄ら絹ふはり舞ひ降りる秋空
平成二十九年九月二十二日
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お酢なま魚は苦手なんだけどお寿司さそはれ微妙な私
平成二十九年九月二十一日
7
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ちょっと待って今あてるから知ってても知らないふり君よろこべば
平成二十九年九月二十一日
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指輪あとチラ見しても知らんぷり唇の端ゆるまない様
平成二十九年九月二十一日
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