KENさん
のうた一覧
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手を浸し 銀河の流れ 確める ほのかな燐光 瞳で搖れた
令和元年七月十日
9
水晶の砂敷き詰む川辺にて
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窓いつぱい 北の十字の 明かり滿ち ハルレヤの聲 キラキラと散る
令和元年七月十日
10
白鳥の島の白い十字架
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行く先を 心で決めた 友逹が 微笑みかける 夜汽車の座席
令和元年七月十日
9
身体離れて魂のみとなってこそ示せ...
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たましひと いのちの境 丘の驛 子供に戻り 汽車へ乘り込む
令和元年七月八日
11
天気輪の立つ丘から。
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人として叫べたろうか 母さぁん と 魚になった兵士の最後
令和元年七月八日
2
○○○○ばんざーい! が最後の...
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星へ行く 手垢のつゐた 乘車劵 燈りにかざし 通る改札
令和元年七月八日
14
何度でも使える切符
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たなばたの 飾りを眞似て 女郎花 座敷わらしの 願ひ聞く夜半
令和元年七月七日
13
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闇の夜の 川面の音は 荒ぶれて 痛手の獸 吐く息のやう
令和元年七月六日
10
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さみだれの 幾粒を止め 魂に變へ 一藥草の 白燈るかな
令和元年七月五日
10
小さな白い花です。 htt...
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母を呼ぶ 泣き声枯れて 涙尽き 裸のままで 稚兒は骸に
令和元年七月四日
10
繰り返し起こる悲しい事件を。死の...
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菩提樹の 花の一片 絲に止め 何を悟らむ 蝶を待つ蜘蛛
令和元年七月二日
11
菩提樹の花が一片蜘蛛の糸に、、 ...
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葉を傳ふ 雨の名殘の 露に濡れ 小人は獨り 木莓を摘む
令和元年七月一日
12
雨上がりの森で出会った小人さんを...
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降り仕切る さみだれと共 夜明かせば 外は藍色 時巡るかな
令和元年六月三十日
11
余計なお世話かも知れませが、、 ...
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觜に とどめ突かれて 空を舞ふ 蛇のまなこに 寫る我かな
令和元年六月二十九日
11
数日前、小さな蛇を咥えて飛び立つ...
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のふがきを たらたら流す 歌を觀る 雨垂れ踊る ひとよのひとよ
令和元年六月二十八日
8
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わらべ突く 手鞠のやうに 彈むかな 野佛濡らす 雨にあぢさゐ
令和元年六月二十五日
12
悲しい出来事に思い寄せて。幼いま...
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松が枝の 緑の滲む 音に濡れ 夏待つ百合の 思ひ聞く道
令和元年六月二十四日
10
猫様、お歌ありがとうございます。...
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さみだれも 日毎に夏の にほふかな ふふむ蕾の 山百合に降り
令和元年六月二十三日
12
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とつくにの 大きな黒い 傘の中 れいわへいわと 良い子は歌う
令和元年六月二十二日
7
ちなみに悪い子はナイフを研ぎ、普...
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散る萵苣を 君の涙に 例へれば 吾は時鳥 落葉松の陰
令和元年六月二十日
10
先日訪れた吾妻連峰の麓の牧草地。...
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