KENさん
のうた一覧
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夕闇と 雨に溶け消ゆ 幻に 愛しさも無く 憎しみも無く
令和二年五月十八日
7
古いCDを整理していたら捨てたと...
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戀を初む 乙女の息の 模樣かな 草に白銀 蒲公英の綿
令和二年五月十八日
7
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天驅ける 雲は駿馬と なりにけり 濁らぬ蒼を 朝に殘して
令和二年五月十六日
10
風の強かった数日前の朝を。 福...
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子規 眞似て咲くかは 赤さつき 日盛りの路 血を吐く程に
令和二年五月十四日
12
ホトトギスもサツキもあまり好きで...
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ほととぎす ぬばたまの夜に 一つ鳴く 蠍の燈影 恐れるやうに
令和二年五月十三日
10
闇に響くホトトギスの鳴き声と東南...
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無垢と云ふ加密列の毒が虚僞と云ふ私のエンベロープをぼろぼろにする
令和二年五月十二日
8
5月の光を返すカミツレ(ジャーマ...
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にはたづみ 紫にほう 日照雨かな 藤のいくひら 肩に舞ひ散る
令和二年五月十一日
12
藤の花が散り初めました。
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信夫路の 早苗の蒼を 見屆けて 澪へ還らむ 雪のうさぎは
令和二年五月十日
13
吾妻連峰 吾妻小富士に浮かぶ雪形...
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萠えいずる かへでの影は 若き日の 母の掌 頭に優し
令和二年五月八日
12
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あだたらに 殘る白雪 照らしつつ もちづき落ちて 浮かぶ街影
令和二年五月八日
11
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つくよみの 燈る夜空が すみれ色 病めるあなたの 切り繪のやうだ
令和二年五月八日
7
高村智恵子
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硝子の ごとき燈りが 忍び込み ほのぼのと浮く 薄墨の文字
令和二年五月八日
8
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紫の 垂水の上の 月の燈を 見上げて覺ゆ 溪の深みを
令和二年五月六日
11
藤の花越しの月。月齢13?14?...
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琥珀色 コンソメジュレを 浮かべれば 見たことも無き パリの夕暮れ
令和二年五月六日
7
Paris soir
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乙女座に 例へて偲ぶ 遠き春 土で瞬く 丸き綿毛を
令和二年五月六日
8
数日前近所の耕作放棄地にて。日盛...
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吾妻峰の 雪消を伝ふ せせらぎの 声は懐かし 哀しむ程に
令和二年五月五日
10
時間外投稿。早朝の仕事が早く終わ...
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花かつみ 仄かににほふ 白縹 木隱れの風 幽く触れて
令和二年五月四日
10
花かつみはヒメシャガとして詠みま...
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蛇舅母は 梵字の形 木漏れ日に 野辺の板碑で 曼荼羅を説く
令和二年五月三日
9
里山の供養塔にて。 金剛界曼荼...
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解脱とは 斯くなるものか 鬚爺 さみどりにほふ ベンチで昼寝
令和二年五月一日
9
マスクした人の行き交う駅前広場の...
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鬼野芥子 我も花ぞと 睨みけり わらべ心を 探す土手道
令和二年五月一日
13
オニノゲシ、ヨーロッパ原産の外来...
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