KENさん
のうた一覧
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薄雲に 滲む望月 泣く事を 疾うに忘るる まなこに眩し
令和三年六月二十六日
10
月齢15.7
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つくよみの おし照る神影 烟らせて 姿知るかも さみだれの雲
令和三年六月二十五日
10
月にかかる梅雨の雲
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梅雨の土手 さながらバブルの お立ち台 背伸び背伸びの 立葵群れ
令和三年六月二十二日
9
そんなもんだべし
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時を經て 影を寫さぬ 山の井の 深みを思へ その水底の
令和三年六月二十一日
13
先日立ち寄った安積釆女伝説残る公...
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雲井にも 人里ありと 思はせて 水面澄むかな 早苗の合間
令和三年六月二十日
10
田んぼ
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まほら乞ひ 爪先立つや あふひ草 雨露に花 咲かせ散らせて
令和三年六月十九日
12
雨の日の立葵
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五月雨を 珠と魅せなむ 葉に結び 蟲食ふ青菜 束の間の陽に
令和三年六月十八日
12
春に巻いたビーツ、よく育ったので...
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亡き人と 獨り語らふ 人の庭 椿の果實 ひとつ彈ける
令和三年六月十七日
8
老いゆく事とは。
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擬寶珠の 蕾を過ぎて 夏の風 ほの搖らすかも 褪せた卒塔婆
令和三年六月十五日
13
街中のお寺にて。
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其を見上げ 盛者必衰 思ふかは パチンコ屋の脇 夏椿咲く
令和三年六月十三日
14
そんなもんだべし
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あぢさゐは まだ若緑 木漏れ日に 彩爲す夢を 丸くふふませ
令和三年六月十二日
17
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すがる枝 求めて迷ふ 藤の蔓 滿ちて尚乞ふ 心にも似て
令和三年六月十二日
12
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日盛りに 銀河の夢は とろろぎて 鉄路の向かう 陽炎の中
令和三年六月十日
12
アヂィ
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目も合はづ 夜半切る爪の ひとかけを 東雲に置き 憂ひ呻う
令和三年六月八日
14
6月8日 03時20分 月齢27...
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ロザリオの 露店立つかな こかげみち 十藥の花 それぞれの白
令和三年六月七日
13
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ラベンダー 匂へるレシピ 探しをり 古きノオトを 風に委ねて
令和三年六月五日
12
「匂へる」としたのは天智七年5月...
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合鍵を ショパンは回すと ラヂオ鳴る 掃射のやうな 雨降る窓辺
令和三年六月四日
6
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意のままに 咲ける心に 罪ありや 左回りに 雨と舞う花
令和三年六月四日
9
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掲がるる あなたのまなこ 如何に見た 六月に降る 鉛の雨を
令和三年六月四日
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殺戮も 肯定せしめむ かの思想 革命有罪 造反無道
令和三年六月四日
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