KENさん
のうた一覧
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止めどなく ニセアカシアが 濡れて散る 中也呟く 小雪のやうに
令和三年五月二十一日
12
別名 針槐(ハリエンジュ) 散...
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さみだれの 拍子にしづか 籠る神 その杜の奧 御扉かたく
令和三年五月十九日
10
近所のお社を。周りは都市化が進ん...
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弦絡め 空を乞ふかは 豆の花 身の丈に成る さや摘む朝に
令和三年五月十四日
9
朝、「味噌汁の具に、」と思いキヌ...
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あを麦の 穗波の向かう まだありや わらべの我の 永遠に住む国
令和三年五月十三日
12
風に波うつ麦畑を見てなんとなく。
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木隱れに 鎌首もたぐ 蝮草に 何故に生きゆと 問ふ我もあり
令和三年五月十一日
10
蝮草(マムシグサ)サトイモ科で姿...
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ほがらかに かたばみの花 石のあひ うつむく人の まなこにも咲け
令和三年五月八日
14
どこにでも根付く雑草ですが。。。...
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風遊ぶ 鞦韆の影 土の上 をさなき頃の 夢乘せてみる
令和三年四月二十六日
8
風に揺れるブランコを見てふと。。...
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幼き日 驅けて登れば 見ゆるかは 杉の実つもる 杜のきざはし
令和三年四月四日
11
郊外のお社にて。 神社の境内や...
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咲くまでに 時よ止まれと 願ふ雨 闇を叩ゐて 窓に流れぬ
令和三年三月二十九日
11
昨夜の雨。
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術も無く 雪に吹かれて ラジオ聴く 鼓膜震わす 大津波警報
令和三年三月十日
10
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夜の開けて 電気の通り テレビつく 壮絶なりし 塩釜崩壊
令和三年三月十日
8
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生と死の どちらを選び ここを出た 仮設の窓は ひび割れており
令和三年三月十日
11
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福島は フクシマならずと 嘯けば 残るフクシマ デブりのように
令和三年三月十日
10
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鷺一羽 澪濁さずに 泥土に立ち 雪とおごらむ 花とおごらむ
令和三年三月八日
10
早春の沼に一羽の白鷺、、、、 ...
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春の夕 なよよかなれど 背に重く 歩む人影 道におぼろに
令和三年三月六日
12
春の夕方。。。。
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十七夜 数へ欠けゆく 月おぼろ 夢と同じの 風に吹かれつ
令和三年三月二日
12
十七夜の月を。 なんとなく平家...
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夜ひとよに 響む警笛 なゐの後 十年玉響 如何に計らむ
令和三年二月十五日
12
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千盤破 海神遊び 術も無し かの夜に同じ 星を見上ぐる
令和三年二月十五日
12
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鬼籠る 安逹が原の 陽は朧 暦ばかりの 春の吹雪に
令和三年二月五日
12
立春の朝、吹雪く二本松市にて。 ...
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行く水も 古る年月も 輝きぬ 朝の信夫路 陽を返り見ば
令和三年二月三日
10
1月いっぱいで福島市から郡山市へ...
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